子平推命とは?
四柱推命との違い・格局の出し方を実例で解説
子平推命(しへいすいめい)は、生年月日時から作る「命式」をもとに、仕事運・金運・人生の流れまでを精密に読み解く中国伝統の占術です。四柱推命との違いから、十干(甲・丙・乙・癸…)の意味、そして実際の命式を使った格局の出し方まで、子平推命学会の監修でわかりやすく解説します。
監修の武則天様(子平推命学会 会長)は、自身の占術をこう表現します。
僕がやってる占い、子平推命。何年が運気良いか、月運などもはっきり出します。男性との相性や仕事上のパートナーで、誰がいいかもはっきり出る秘伝の占いです。
武則天様のYouTubeより
「はっきり出る」。この一言が、子平推命という占術の性格をよく表しています。
命盤とは?無料での作り方・見方をやさしく解説
命盤(めいばん)とは、生年月日時を干支に置き換えて「年柱・月柱・日柱・時柱」の四柱に並べた、子平推命・四柱推命の設計図です。漢字8文字にその人の才能・運の流れが凝縮され、中心にある日干(にっかん)があなた自身を表します。上の無料ツールに生年月日を入れれば、この命盤(命式)がその場で作成できます。
この無料命盤ツールでわかること
この命盤作成ツールでは、四柱の命式・あなたの主役「日干」・通変星・10年ごとの大運・5年ごとの流年までが無料でわかります。生まれた時刻が分かれば時柱まで、不明でも年柱・月柱・日柱は算出できます。登録不要・その場で結果が出るので、まずは自分の命盤を作ってみてください。
命盤の作り方(ツールの使い方)
命盤の作り方は、生年月日(分かれば生まれた時刻)と性別を選び「命式を出す」を押すだけです。難しい万年暦の手引きや干支の変換は不要で、節入り・大運の起算まで自動で計算します。出した命盤は無料の会員登録でマイページに保存でき、保存した相手との相性もいつでも呼び出せます。
命盤の四柱|年柱・月柱・日柱・時柱がそれぞれ表すもの
命盤の四つの柱は、それぞれ人生の別の領域を担当しています。年柱は生まれ育ち、月柱は社会での自分、日柱は自分自身とパートナー、時柱は晩年と才能の出口です。同じ8文字でも、どの柱に何が並ぶかで意味はまったく変わります。
- 年柱|生まれ育ちと、先祖から受け継いだもの。おおよそ20代までの時期も表します
- 月柱|社会での自分、仕事運、両親との関係。おおよそ20〜50代を担当し、四柱のなかで最も重視される柱です
- 日柱|自分自身と、配偶者・パートナー。上段の日干があなた本人を表します
- 時柱|晩年と、子どもや部下。才能がどこに出ていくかを表します
とくに月柱は特別です。生まれた月は季節そのものであり、五行の強弱を決める土台になるためです。同じ丙(火)でも、夏に生まれた丙と冬に生まれた丙では、持っている力がまるで違う。この季節の影響を月柱が背負っているので、格局を判定するときも月柱から見ていきます。
命式はどう作る?年の境目は立春、月の境目は節入り
命式を作るときに最も間違えやすいのが、年と月の境目です。子平推命が使うのは暦の上の一年(節気)であり、カレンダーの一年ではありません。年の境目は立春(2月4日ごろ)、月の境目はその月の節入り日になります。
たとえば1月20日生まれの人は、暦の上ではまだ前の年に属します。2月1日生まれの人も同じです。年賀状の年号で計算すると、年柱がまるごとひとつずれてしまいます。月も同様で、5月生まれでも立夏(5月5日ごろ)より前なら、前の月の扱いです。
上の無料ツールは、この節入りを天文計算で自動判定します。境目の近くに生まれた方ほど、手計算ではなくツールで確かめてください(万年暦でも確認できます)。
命盤の見方(次に読む順番)
命盤の見方は、①日干で自分自身の五行を知る→②通変星で各柱との関係を読む→③格局で命式の型を判定する→④大運・流年で運の時期を読む、の順が基本です。まずは下の日干から。関係の意味は通変星とは、型の出し方は格局の出し方、さらに詳しい読み解きは命盤の読み方(Maison Zetian)で深められます。
あなたの「日干」は何者か?命盤の主役が映す、本当のあなた
命盤に並んだ8つの干支。その中で、ただ一文字だけ、あなた自身を表すものがあります。それが日干(にっかん)。さきほどの命盤で金色に輝いていた、あの一文字です。
日干は、あなたという物語の主人公そのもの。生まれた瞬間に天から授かった、世界にひとつのあなただけの「魂のかたち」です。同じ「火」でも、丙は燦々と輝く太陽、丁はゆらめく一点の灯火。たった一文字に、あなたの本質がまるごと込められています。
さあ、あなたの日干はどのタイプ? 自分という星の正体を、のぞいてみましょう。
- 甲(きのえ)。天を目指す大樹。まっすぐで折れない、生まれながらのリーダー。
- 乙(きのと)。しなやかな草花。柔らかく、どんな場所にも根を張る、したたかな生命力。
- 丙(ひのえ)。万物を照らす太陽。明るく華やか、いるだけで場がぱっと輝く人。
- 丁(ひのと)。闇を照らす灯火。繊細で知的、内側に静かな情熱を燃やす。
- 戊(つちのえ)。どっしりとした山。何があっても動じない、大きな安定感と包容力。
- 己(つちのと)。作物を育む田畑。面倒見がよく、人を育てるのが得意な実務家。
- 庚(かのえ)。鍛え抜かれた刀。切れ味鋭い決断力と行動力、勝負どころに強い。
- 辛(かのと)。磨かれた宝石。繊細な美意識と、決して譲らない誇りを持つ。
- 壬(みずのえ)。すべてを飲み込む大海。自由で器が大きく、知恵に満ちたスケールの持ち主。
- 癸(みずのと)。天から降る雨露。静かに大地を潤す、柔軟で聡明な癒やしの人。
あなたの主人公像は見つかりましたか? 日干が分かれば、次の扉が開きます。その日干が命式の中で強いのか弱いのか、どんな格局を結ぶのか。そこから、運の活かし方がはっきりと見えてくるのです。続きを読み解いていきましょう。
子平推命とは?四柱推命との違い
子平推命とは、生年月日時から出す命式の五行バランス・格局・喜神で運命を読む、四柱推命の源流にあたる中国伝統の命理学です。四柱推命との最大の違いは、十二運や大殺界の「型」に頼らず、五行の点数という命式の構造そのものから吉凶を導く点にあります。
子平推命とは、生年月日時の干支から作成する「命式(めいしき)」をもとに、その人の才能・仕事運・金運・人生の流れを読み解く、中国伝統の占術です。日本で広まった「四柱推命」の源流にあたり、より精密な本格命理として知られています。
では、子平推命と四柱推命の違いはどこにあるのでしょうか。一般的な四柱推命や算命学が「十二運(じゅうにうん)」や「大殺界」で運の良し悪しを見るのに対し、子平推命は五行の強弱(点数)・格局・蔵干・喜神という、命式そのものの構造から運を読み解きます。この違いによって、子平推命は仕事運や金運、年ごと・月ごとの運の波まで、より細かく正確に捉えられます(詳しくは後述)。
子平推命の読み方は「しへいすいめい」
子平推命は「しへいすいめい」と読みます。「しびょうすいめい」「こへいすいめい」と読まれることがありますが、正しくは「しへい」です。
見慣れない字面のわりに読みが素直なのは、これが人名に由来する言葉だからです。次に、その「子平」が誰なのかを見ていきます。
「子平」の由来|徐子平と『淵海子平』
子平推命の「子平」とは、中国・宋代の術者、徐子平(じょしへい)の名に由来します。生年月日時の四柱を干支に置き換え、日干を中心に据えて運命を読むという方法を確立した人物とされ、その名がそのまま占術の名前になりました。
この系統の考え方をまとめた古典が『淵海子平(えんかいしへい)』です。のちに徐大昇(じょたいしょう)らが整理・編纂したとされる書で、日干を基準に五行の強弱を測り、用神を定めて吉凶を判断するという骨格は、ここでほぼ完成しています。現代の子平推命が使う格局・用神・喜神といった概念は、すべてこの流れの上にあります。
中国では、この占術を「子平」「八字(はちじ)」「命理」などと呼びます。「四柱推命」という呼び方は日本で生まれた名称で、本場では通じないことのほうが多いのです。つまり子平推命と四柱推命は、まったく別の占いではありません。同じ八文字を扱う、源流と支流の関係にあります。
なぜ子平推命は四柱推命より「当たる」のか
子平推命が当たるとされる最大の理由は、喜神・忌神(きしん・きしん=運を上げる五行と下げる五行)を、命式の点数から正確に割り出せる点にあります。ここが曖昧だと、開運法もラッキーカラーも相性も、すべてがぼやけてしまいます。逆にここさえ正確なら、あなたの運の設計図は驚くほど鮮明に見えてきます。
もう一つの理由が、技術そのものの「奥行き」です。子平推命は中国で千年以上磨かれてきた命理学ですが、その核心となる読み筋は、長らく限られた師から弟子へと口伝で受け継がれる秘伝(門外不出の技術)でした。一般に流布した占術が、本当に核心的な部分まで公開しているとは限りません。四柱推命を独学しても、どこか「ゴールに辿り着けない」感覚が残るのは、この核心、とりわけ喜神・忌神を出す技術と、十二運に頼らない運の読み方が抜け落ちているためだと、子平推命の立場では考えます。
この技術がなぜそれほど重視されるのか。それは、運の「波」が読めるようになるからです。自分がいつ運気の良い時期にいて、いつ勝負を避けるべきか。気になる相手がいつ運気を落とすのか、いつが攻めどころか。命式と年運・月運を突き合わせれば、こうした波のタイミングが具体的に見えてきます。運気の良い時期に大きく動き、悪い時期は静かに守る。波に乗る生き方ができるようになる。これが子平推命を学ぶ最大の実利です。
その「時間」の重みを象徴するのが、選日出産(帝王切開の日取り)という慣習です。命式は年・月・日・時の四柱でできており、生まれた時刻(時柱)だけで全体の四分の一を占めます。同じ日でも、生まれる時刻がずれれば時柱が変わり、命盤の意味そのものが変わる。だからこそ、より良い命盤を我が子に授けようと、出産の時刻をあえて選ぶ人々がいる。子平推命の世界では古くから知られた話です。時刻ひとつで運命の設計図が動く。それほどまでに、この八文字は精密なのです。
※ 出産の時期や方法は、必ず医師の判断に従ってください。ここでは中国・台湾に伝わる慣習を紹介するものであり、医療上の選択を勧めるものではありません。
子平推命にも流派がある
子平推命はひとつの完成した体系ではなく、複数の流派に分かれています。同じ「子平」を名乗っていても、格局の分類や用神の取り方、蔵干の扱いは流派ごとに差があります。
日本で子平推命として知られているものには、透派(とうは)の系統がよく挙げられます。また、台湾から入った梁湘潤(りょうしょうじゅん)の系統、古典『子平真詮(しへいしんせん)』を軸に読む系統など、拠って立つ古典が違えば読み筋も変わってきます。
流派が複数あること自体は、決して悪いことではありません。長く受け継がれてきた技術には、その土地とその時代に合わせた解釈の積み重ねがあるからです。大切なのは「どこが唯一正しいか」を決めることではなく、自分が納得できる読み筋を選び、それを一貫して使うことです。
※ 本記事は子平推命の立場からの見解であり、四柱推命・算命学の各流派を否定するものではありません。
子平推命は当たるの?正確さについて
結論から言えば、子平推命は運が動く時期と喜神・忌神を、再現性のある手順で出せる占術です。ただし「未来を言い当てる」ものではありません。当たる・当たらないで振り回されるより、次の一手を決める道具として使うほうが、この占術は力を発揮します。
占いの世界には、他流派を貶めることで自分の正しさを主張する空気があります。「ウチが唯一だ」「他は偽物だ」という声は、あなたも一度は目にしたことがあるかもしれません。子平推命学会はその立場を取りません。
そのうえで、はっきりと線を引きたいことがあります。空亡や天中殺、大殺界といった言葉を持ち出して、人を脅かす使い方をしないということです。「今年は動いてはいけません」「この時期に結婚すると不幸になります」。こうした断定は、人の選択肢を奪うだけで、その人の人生を一歩も前に進めません(大殺界とは何かで詳しく扱います)。
占いは人生の指針であり、結果を保証するものではありません。運の波が読めるからこそ、それを脅しではなく、行動の設計図として渡す。当てて終わりにせず「次の一手」まで返す。これが占いの館Zhouの掲げる「動ける占い」の意味です。
まずは難しく考えず、10干(甲・乙・丙…)を覚え、そして自分の「日干」に注目するところから。日干はあなた自身を表す、命式の主役です。ここから、世界一奥深いとも言われる子平推命の扉が開きます。
子平推命で何がわかる?
命盤(生年月日時から出す漢字8文字)を見るだけで、上司や部下との相性、自分の恋愛傾向、どんな人といると運気が上がる/下がるか、そして自分が本質的に何を求めているかまで、人生の要になる情報がひととおり読み取れます。それほど、この8文字には多くが込められています。
「たった8文字で、そこまで分かるの?」と思うかもしれません。ですが子平推命の命盤は、五行(木・火・土・金・水)の組み合わせが生む60通りの干支を土台に、そこから才能・運の波・人間関係のすべてを導き出す、いわば魔法の8文字です。上司との相性、部下との相性、自分は恋愛が得意か不得意か、誰といれば運気が上がり誰といれば下がるか、その人があなたに何をもたらす人なのか。命盤を読み解けば、その多くに答えが出ます。
興味深いことに、西洋占星術よりも、日本人には子平推命のほうが当たりやすいとも言われます。理由は、東洋の暦と自然観に根ざした占術であり、同じアジア圏で長く受け継がれてきた体系だから、という説明がよくなされます(このあたりは体感の域を出ませんが、しっくりくる人が多いのは確かです)。
具体的に子平推命でわかるのは、次の5つです。いずれも、命式(生年月日時から出す漢字8文字)と、毎年・毎月めぐる年運・月運を照らし合わせて導きます。
- ① 運が動く年月。何年・何月が良いか悪いか。ブレイクの時期、恋人ができやすい時期、勝負を避けるべき時期まで、運の波を具体的に読めます。
- ② 具体的な開運法。どうすれば運気が上がるか。家に何を置くと良いか(観葉植物など)といった、日常でできる実践まで分かります。
- ③ ラッキーカラー・アイテム・方位。命式の喜神(幸運を呼ぶ五行)から決まります(後述)。身につける色ひとつで運気を後押しできます。
- ④ 相性のいい人・悪い人。一緒にいて運勢を上げてくれる人、逆に消耗させる人が分かります。恋愛も仕事も、ここが分かると人付き合いが変わります。
- ⑤ 本質的に何を求めるか。その人が心の奥で本当に求めているものが、日干を中心とした命式から読み取れます。
子平推命で「最強の命式」はあるのか?
よく聞かれるのが「一番いい命式はどれですか」「最強の星は何ですか」という質問です。答えを先に言うと、すべての人にとって最強、という命式はありません。命式に優劣はなく、力を発揮する土俵が違うだけだからです。
たとえば従旺格の人は自分の価値を上げて経営者として立つと強く、従殺格の人は組織の中で地位を得ると強い。前者に「組織で我慢しろ」と言っても、後者に「独立しろ」と言っても、どちらも本来の力は出ません。「最強」を決めるより、自分の型がどこで活きるかを知るほうが、はるかに実利があります。
そのうえで、特定の分野に強く出る命式というものは確かにあります。生まれつき人を惹きつける力が出やすい星、お金を稼ぐ力が出やすい星。こうした傾向は、命盤の並びから読み取れます。武則天様のYouTubeでは「命盤で見る生まれつきモテ運最強の星TOP3」「将来のパートナーの稼ぐ力TOP3」として、実際の命盤を挙げながら解説しています。自分の命盤を出したうえで見ると、読み方の勘所がつかめるはずです。
「当たる/当たらない」で終わらせず、次の一手まで返せる。これが子平推命の実用性です。まずは上の無料の命盤ツールで、はじめに自分、次に友達や仕事相手、そして気になるあの人の命盤を出してみてください。見比べるほどに、この8文字の面白さが分かってきます。
十干(甲・乙・丙・癸…)の意味
命式を読む第一歩は、天干に現れる「十干(じっかん)」の意味を知ることです。十干とは、五行(木・火・土・金・水)をそれぞれ陽(兄=え)と陰(弟=と)に分けた10種類の要素。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10字で表します。
| 十干 | 五行・陰陽 | イメージ/性質 |
|---|---|---|
| 甲きのえ | 木の陽 | 大樹。まっすぐ伸びる向上心、リーダー気質。 |
| 乙きのと | 木の陰 | 草花・つる草。柔軟で協調的、しなやかな強さ。 |
| 丙ひのえ | 火の陽 | 太陽。明るく情熱的、華やかで発信力がある。 |
| 丁ひのと | 火の陰 | 灯火・炎。繊細で知的、内に秘めた情熱。 |
| 戊つちのえ | 土の陽 | 山・大地。どっしりと安定、大きな包容力。 |
| 己つちのと | 土の陰 | 田畑の土。育成と献身、堅実な実務家。 |
| 庚かのえ | 金の陽 | 鉄・刀。決断力と行動力、剛健で勝負強い。 |
| 辛かのと | 金の陰 | 宝石。繊細な美意識と高いプライド。 |
| 壬みずのえ | 水の陽 | 大河・海。知恵と自由、スケールの大きさ。 |
| 癸みずのと | 水の陰 | 雨露。慎ましく柔軟、潤す知性。 |
このように、同じ「木」でも甲(大樹)と乙(草花)ではまったく性質が異なります。命式に並ぶ十干一つひとつの意味を読むことが、子平推命の出発点です。
覚えるコツは、意味を暗記しようとせず「イメージ」でつかむことです。十干は、大木・草花・太陽・灯火・山・田畑・刀・宝石・大海・雨露と、すべて自然界にあるものに例えられています。大木(甲)だからまっすぐ伸びて折れにくい、宝石(辛)だから繊細でプライドが高い、太陽(丙)だからその場をぱっと明るくする。このように、自然物の姿から性質を連想すれば、無理なく頭に入ります。難しい理屈は後回しでかまいません。まずは自分の日干がどの自然物かをイメージし、「言われてみればそうかも」と感じるところから始めてみてください。
日干に合う神社を選ぶという開運法
自分の日干がわかったら、参拝する神社を日干に合わせて選ぶ、という開運法があります。神社にもそれぞれ帯びている五行があり、自分の五行と噛み合う社に参ると、後押しを受けやすいと考えるためです。
考え方の骨格はシンプルです。自分の喜神(運を上げる五行)に対応する神社を選ぶ。水が喜神なら水にゆかりのある社、火が喜神なら日や光にゆかりのある社、といった具合です。祀られている神様の性質、社の立地、由緒。こうした要素から五行を読みます。
武則天様のYouTubeでは「10干別オススメ神社」「関東最強の神社5選」として、十干それぞれに具体的な社名を挙げて解説しています。自分の日干がわかったこのタイミングで見ると、次の休日の行き先がそのまま決まるはずです(東京の最強開運神社3選)。
※ 神社の五行の読み方は流派によって異なります。また、厳密には日干だけでなく命式全体の喜神で判断します。
十干それぞれの読み方・陰陽・性格・日干別の開運法をもっと詳しく知りたい方は、十干とはのページで解説しています。
子平推命の格局の出し方【実例】
格局(かっきょく)とは、その命式がどんな“型”をしているかの分類です。なぜ格局を出すのかというと、格局が決まらないと「その人にとっての喜神(運を上げる五行)」が決まらないからです。つまり格局は、開運法・相性・運の波を読むための、すべての出発点になります。
同じ五行でも、命式の型が違えば「味方になる五行」は正反対になります。たとえば身強(日主が強い)の人にとっての喜神と、身弱(日主が弱い)の人にとっての喜神は、まるで逆。だから「赤がラッキーカラー」と一律には言えず、まず格局を判定して、その人固有の喜神を特定する必要があるのです。ここを飛ばすと、開運法もラッキーカラーも当てずっぽうになってしまいます。格局こそが、子平推命の鑑定の背骨です。
それでは、実際の命式を使って格局の出し方を見ていきましょう。次のような命式を例にします。
| 天干 | 甲 | 丙 | 乙 | 癸 |
| 地支 | 午 | 午 | 卯 | 酉 |
この命式の五行を点数化すると、次のようになります。
- 火 … 4点(丙・午・午。天干1・地支2=1干2支で4点。火が突出して強い)
- 木 … 2点(甲・乙・卯。1干のみでも複数干で加点され2点)
- 水 … 1点(癸。1干0支で1点)
五行の点数の出し方(点数計算のルール)
五行の点数は、その五行が天干(10干)と地支(12支)にいくつあるかで決まります。地支は天干にエネルギーを与える土台のため、天干1つに対して地支が多いほど点数が大きく伸びます。ルールは次のとおりです(出典:占いの教科書 Vol.2)。
| 天干の数 | 地支の数 | 点数 |
|---|---|---|
| 0干 | 1〜2支 | 0点(天干にないものは支だけあっても数えない) |
| 1干 | 0支 | 1点 |
| 1干 | 1支 | 2点 |
| 1干 | 2支 | 4点 |
| 1干 | 3支 | 6点 |
| 2干 | 0支 | 0点 |
| 2干 | 1支 | 4点 |
| 2干 | 2支 | 8点 |
| 2干 | 3支 | 12点 |
先ほどの命式で火が4点になるのは、天干に丙(1干)、地支に午・午(2支)があり「1干2支=4点」に当たるためです。このように点数を機械的に出せるのが、子平推命の再現性の高さです。
格局を出す手順は次のとおりです。
- 天干の十干の意味を読む
- 五行ごとに点数を出し、点数が多い五行を重点的に読む(この命式では火が4点で最強)
- その勢いから格局を判定する
- 蔵干(ぞうかん)=地支に隠れた天干も加味する
この命式は火が極端に強いため、火の勢いに従う「火の従旺格(じゅうおうかく)」となります。従旺格とは、特定の五行が突出して強く、その勢いに従うことが吉となる格局のこと。日干は丙(火)で、火が圧倒的に強いことから、この命式は火の従旺格と判定されます。
用神・喜神・忌神の関係を整理する
子平推命でよく出てくる三つの言葉、用神・喜神・忌神。混同されやすいので、ここで関係を整理しておきます。用神(ようじん)は命式のバランスを取るために最も必要な五行、喜神(きしん)は用神を助ける五行、忌神(きしん)は運を落とす五行です。
- 用神|その命式にいちばん必要な五行。命式の課題を解く鍵になる一手
- 喜神|用神を生み、支える五行。用神とセットで「味方」になります
- 忌神|用神を剋したり、命式の偏りを強めたりする五行。避けたい側
実務では、用神と喜神をまとめて「喜神」と呼ぶことがよくあります。本記事でも、以降は運を上げる五行をまとめて喜神、下げる五行を忌神と表記します。
大切なのは、この三つが格局から導かれるという順番です。格局が決まらなければ用神は決まらず、用神が決まらなければ喜神も忌神も決まらない。だから格局の判定を飛ばして「あなたのラッキーカラーは赤です」と言うことはできないのです。
※ 用神の取り方(扶抑・調候・病薬など)は流派によって重心が異なります。
子平推命の格局一覧(7つの型と喜神)
格局は、五行のバランスをとる内格と、極端な五行に従う外格(従格)に大きく分かれ、代表的なものは次の7つです。それぞれ喜神(幸運を呼ぶ五行)と向く生き方が異なります。
| 格局 | 命式の特徴 | 喜神 | 向く生き方 |
|---|---|---|---|
| 内格身強ないかくしんきょう | 日主が強く、財・官・食がある | 財・官・食 | 自ら道を切り開く |
| 内格身弱ないかくしんじゃく | 日主は弱いが印(支え)がある | 印・比劫 | 人との協力・助けで成功。結婚向き |
| 従旺格じゅうおうかく | 日主が最強で、他は印綬のみ | 比劫・印 | 自分の価値を上げる。経営者向き |
| 従強格じゅうきょうかく | 日主が強く、印綬が最強 | 印・比劫 | 権力を求め、持つと成功する |
| 従財格じゅうざいかく | 日主が弱く印なし、財が最強 | 財・食 | お金に従う。財を生かす道 |
| 従殺格じゅうさつかく | 日主が弱く印なし、官が最強 | 官・財 | 権力に従う。地位・管理職向き |
| 従児格じゅうじかく | 日主が弱く印なし、食が最強 | 食・財 | 好きなことで専門家になる |
先ほどの命式は「日主(丙)が最強で、他は木(印)が支える」形なので、上のうち従旺格に当たります。より詳しい子平推命の格局の出し方は、鑑定士による実例解説でも学べます。
ここが子平推命が四柱推命より強いと言われる核心です。この格局を正しく判定し、そこから喜神・忌神を導く技術こそ、長らく秘伝とされてきた部分です。多くの入門書は十干や通変星の意味までは教えても、「五行を点数化して格局を確定し、その人だけの喜神を割り出す」という肝心の手順までは踏み込みません。
一般的な四柱推命が拠りどころにする十二運(じゅうにうん)では、運の強弱。つまり喜神・忌神。を出すことができません。ここが決まらないから、開運の方角も色も相性も、最後まで芯を食わない。子平推命が「点数と格局」という再現性のある手順で喜神・忌神を確定できることこそが、この占術の当たる理由であり、四柱推命との決定的な差なのです。
格局に「最弱」はあるのか?
「最弱の格局はどれですか」という質問もよく届きます。こちらも答えは同じで、弱い格局というものはありません。7つの型はどれも、力の出る方向が違うだけです。
たとえば内格身弱は、日主が弱いという字面から損に見えるかもしれません。ですが身弱の人は、人との協力や助けを得て伸びる型です。ひとりで抱え込む必要がなく、支えてくれる相手と組めば大きく成果が出る。結婚や共同経営と相性がいいのもこの型です。ひとりで戦い抜く従旺格より劣っている、という話ではまったくありません。
危ういのは、格局そのものではなく、自分の型に合わない生き方を続けることです。従児格の人が好きなことを封じて管理職を務める、従殺格の人が組織を出て単独で戦う。ズレたまま努力すると、力のわりに手応えが出ません。格局を知る目的は、順位をつけることではなく、消耗しない土俵を選ぶことにあります。
蔵干(ぞうかん)と根(ね)とは?
蔵干とは、地支(12支)の中に隠れている天干(五行)のことです。たとえば午の蔵干は火、卯の蔵干は木、辰の蔵干は木・土・水というように、地支は表に出た文字の裏側にも五行を抱えています。この蔵干まで見るのが、子平推命が精密である理由の一つです。
そして根(ね)とは、自分の日干と同じ五行が地支(蔵干)にあることを指します。根があると、その人は本来の力を発揮できます。逆に、日干の五行を支える地支がない状態を「根が無い」といい、本来の力を出しきれません。
注意したいのが沖(ちゅう)です。たとえば卯と酉は沖の関係にあり、隣り合うと打ち消し合って機能しなくなります。すると木の根が働かなくなることがあります。ここに戌または辰が巡ってくると沖が解除され、転機が訪れます。とくに戌は火が強いため、戌の月・戌の年に大きく飛躍する、という読み方をします。蔵干や沖の詳しい仕組みは十二支と蔵干とはで解説しています。
天干どうしが引き合う「干合(かんごう)」も、命式の力関係を変える重要な作用です。詳しくは干合とはのページをご覧ください。
「自分の命式だと、どの格局になるんだろう?」。そう思ったら、実在の有名人の命盤で読み方をたどるのが近道です。ヒカルの命盤(成功の型)、佐藤二朗・橋本愛(従殺格の実例)、青汁王子(三崎優太)×溝口勇児を実例として読むと、格局と喜神の出し方が一気に腹落ちします。
喜神と運の読み方(仕事・金運・人気)
喜神(きしん)とは、その命式に幸運をもたらす五行のことです。従旺格では、突出して強い火と、それを生み出す木が喜神になります。喜神が巡る時期に運気が上向く。ここから仕事運・金運・人気の読み方が始まります。
格局が決まったら、次に喜神(きしん)=幸運を呼ぶ五行を読みます。従旺格では、強い五行(火)と、それを生み出す五行(木)が喜神になります。この命式の喜神は火と木です。
さらに、日干「丙(火)」から見て、巡ってくる五行がそれぞれどんな運を表すかを読みます。これが子平推命で仕事運や金運を読み解くカギです。
| 巡る五行 | 通変星 | 表す運 |
|---|---|---|
| 火・木 | 比劫・印(喜神) | 自分の力・支え。運気の土台が整う。 |
| 水 | 官星 | 仕事運・出世。社会的な評価が高まる。 |
| 金 | 財星 | 金運・お金・女性の縁。 |
| 土 | 食傷 | 人気・才能の開花。表現が評価される。 |
つまりこの命式では、水が巡る時期は出世、金が巡る時期は金運や女性の縁、土が巡る時期は人気が高まる、と読みます。子平推命では、こうして五行の巡りから仕事運・金運・人気まで具体的に読み分けられるのです。
喜神が分かると、日常で使えるラッキーカラーも決まります。五行と色の対応は次のとおりです。この命式の喜神は火と木なので、赤・ピンク・紫や濃い青・緑を身につけると運気を後押しできます。
- 木:濃い青・緑
- 火:赤・ピンク・紫
- 土:茶色・紫
- 金:金色・白
- 水:水色・薄い水色・黒
喜神と忌神の違いは?子平推命でいちばん大切な2つ
喜神(きしん)とは命式に幸運をもたらす“味方の五行”、忌神(きしん)とは運気を落とす“苦手な五行”です。この2つを正しく出せるかどうかが、子平推命の的中を左右する最重要ポイントです。
読みは同じ「きしん」ですが、意味は正反対です。分かりやすく言えば、喜神=あなたの運を助けてくれる五行、忌神=あなたの足を引っぱる五行。この命式(火の従旺格)なら、喜神は火・木、忌神は土・金・水になります。
なぜこの2つがそれほど大切なのか。それは、開運に使う情報のほぼすべてが、喜神・忌神から決まるからです。
- ラッキーカラー。喜神の五行の色を身につけると運気が上がります(忌神の色は控えめに)。
- ラッキーアイテム・方位。喜神の五行に対応する物・方角が味方になります。
- 相性。相手が自分の喜神の五行を多く持っていれば、一緒にいて運が整う相手。忌神ばかりなら、好きでも消耗しやすい相手です。
- 運の波(年運・月運)。喜神が巡ってくる年月は攻めどき、忌神が巡る時期は守りどき、と読みます。
逆に言えば、喜神・忌神が間違っていると、開運法もラッキーカラーも相性判断も、すべてが逆になってしまうということ。だからこそ、格局を正しく出して喜神・忌神を特定する作業が、子平推命の開運実践では何よりの土台になるのです。まずは上の無料の命盤ツールで自分の命式を出し、自分の味方(喜神)と苦手(忌神)がどの五行かを掴むところから始めてみてください。
喜神の色は「身につける」から効く
喜神の五行がわかったら、その色を身につけてください。持ち物に添えるより、服として着るほうが効きます。一日のあいだ、その色を自分にまとい続けることになるからです。
武則天様も「自分の喜神に合った服を着ると運気があがります」と繰り返し伝えています。財布やスマホケースの色を変えるのも悪くありませんが、面積が違います。トップスやアウターのように、人から見える面積の大きい部分に喜神の色を置くと、後押しを受けやすくなります。
反対に、忌神の色は主役に据えないほうが無難です。まったく着てはいけないという話ではなく、勝負どころで選ばない、という程度の意識で十分です。
五行別・食べると良いもの
開運は身につけるものだけではありません。食べるものにも五行があり、喜神に対応する味や色を意識して取ると、日常のなかで運気を整えられます。
- 木|酸味のあるもの、青菜・緑の野菜。柑橘や酢の物
- 火|苦味のあるもの、赤いもの。トマト、赤身の肉、コーヒー
- 土|甘味のあるもの、黄色いもの。かぼちゃ、さつまいも、雑穀
- 金|辛味のあるもの、白いもの。大根、ねぎ、生姜
- 水|塩味のあるもの、黒いもの。海藻、黒豆、豆腐
武則天様のYouTube「年収アップする五行別食べると良い物」では、この対応をもとに、金運を上げたい人が取るべき食べ物を五行別に解説しています。毎日の食事に一品足すだけなので、いちばん始めやすい開運法です。
※ 体調や持病のある方は、栄養面での判断を優先してください。
五行とパワーストーンの相性
石にも五行があります。よく知られたルチルクォーツやアメジストも、五行の視点で見ると合う人と合わない人がはっきり分かれます。金運に良いと聞いて買ったのに、なぜかしっくりこない。そういうときは、その石が自分の忌神側だった可能性があります。
武則天様のYouTube「ヒカルさん成功の秘訣 石との相性?ルチルが合わない人はこれを買うべき」では、この考え方を実例で説明しています。石を選ぶときも、流行や効能の触れ込みではなく、自分の喜神から逆算するのが子平推命の考え方です。
調候用神とは?金寒水冷・火炎土燥という考え方
調候用神(ちょうこうようじん)とは、命式の「寒暖・燥湿」のバランスを調える五行のことです。格局・喜神が命式の「骨組み」を読むのに対し、調候用神は生まれた季節から命式の「体感温度」を調えます。代表的な偏りが、次の二つです。
- 金寒水冷(きんかんすいれい)。秋冬生まれで金と水が強く、冷えきった命式。そのままでは動きが鈍いため、太陽の丙(火)で温めることが最優先の調候になります。
- 火炎土燥(かえんどそう)。火と土が強く、乾ききった命式。勢いはあるものの燃え尽きやすいため、癸・壬(水)の潤いで調えます。
たとえば冬(亥・子・丑月)生まれの命式は、点数上どれほど整っていても、まず火の有無を確かめる。これが調候の読み筋です。格局と喜神で骨組みを出し、調候用神で温度を調える。この二段構えまで踏み込むのが、子平推命の鑑定精度が一段高い理由です。
※ 調候用神の取り方は生まれ月×日干の組み合わせで細かく決まっており、流派・古典(『窮通宝鑑』など)によって解釈が分かれる部分もあります。
月運・年運の読み方
年運・月運とは、毎年・毎月めぐってくる干支のことです。命式の喜神が巡る年月は運気が上がり、忌神が巡る時期は控えめに動くのが吉と読みます。命式という「地図」に、年月という「季節」を重ねるイメージです。
子平推命の真骨頂は、毎年・毎月めぐる干支(年運・月運)と命式を照らし合わせ、運の波を細かく読めることです。先ほどの命式(火の従旺格・喜神は火と木)を例に見てみましょう。
- 2026年は丙午(ひのえうま)の年。火が強まり、喜神の火が巡るため、運気の良い一年になります。
- 6月は甲午、7月は乙未。いずれも喜神である木・火が巡るため、好調が続きます。
- 5月は癸巳。癸は水=官星=出世の星。社会的評価や知名度が上がりやすい時期です。
このように、人それぞれの命式に合わせて、年運・月運まで正確に読み解けるのが子平推命の強みです。「今月は何に注力すべきか」「いつ勝負をかけるべきか」が、はっきりと見えてきます。
月ごとに見ると、この命式(喜神=火と木)では、火の午(6月)と木の卯(3月)がとくに良い月です。火の巳(5月)や木の寅(4月)も好調です。反対に、水の子(12月)と金の酉(8月)は要注意の月、金水の申(7月)もあまり伸びません。喜神の五行が巡る月に大事な予定を寄せると、流れに乗りやすくなります。
大運とは?10年ごとに変わる運の季節
大運(たいうん)とは、10年ごとに切り替わる運の季節のことです。年運や月運が天気なら、大運は季節にあたります。同じ雨でも、夏の雨と冬の雨では意味が違う。その背景を決めているのが大運です。
大運は月柱を起点に、そこから干支を順に、あるいは逆にたどって作ります。順に進むか逆に進むかは、性別と年干の陰陽の組み合わせで決まります。また、大運が切り替わる年齢(立運)は、生まれた日から次の節入りまでの日数から算出します。この計算は手間がかかりますが、上の無料ツールなら自動で出せます(詳しくは大運とは?)。
読み方のコツは、大運と年運を重ねて見ることです。大運で喜神が巡っている10年は、多少の逆風があっても地力で押し切れます。逆に忌神の大運では、年運が良くても大きな勝負は慎重に。人生の設計を考えるなら、まず大運の並びを眺めるところから始めてください。
月ごとの過ごし方をどう決めるか
年単位の話は聞いても、月単位で何をすればいいかまでは分からない。そう感じる方は多いはずです。子平推命では、その月に巡る干支と自分の喜神・忌神を突き合わせて、月ごとの過ごし方まで決められます。
喜神が巡る月は、動く月です。新しい話を持ちかける、人に会う、始める。忌神が巡る月は、整える月です。片づけ、勉強、体のメンテナンス、関係の整理。同じ努力でも、投じる月を変えるだけで返ってくるものが変わります。
武則天様のYouTube「【運気コントロール】占いで月ごとの過ごし方がわかる方法」では、この読み分けを具体的に解説しています。年間の予定を立てる前に見ておくと、一年の組み立て方が変わるはずです。
2026年・2027年はどんな年か
2026年は丙午(ひのえうま)の年です。天干の丙も地支の午も火。火が二重に重なる、極端に火の強い一年になります。火が喜神の人にとっては大きく動ける年、忌神の人にとっては熱に浮かされやすい年です。
火が強い年は、勢いが出る反面、動きが荒くなりやすいという特徴があります。判断が速くなるのは良いのですが、その速さのまま大きな決断をすると、あとから熱が冷めたときに揺り戻しが来ます。武則天様も2026年について、大きな出来事が起きやすい年として注意を促しています。
そして2027年は丁未(ひのとひつじ)の年。火の勢いが丙から丁へ、燃え盛る火から灯火へと変わります。武則天様のYouTubeでは、この年を結婚の大きなチャンスが訪れる年として取り上げています。
- 【運勢知りたい人は必見】今年2026年は丙午年。今年の運気が良い人悪い人について占ってみた
- 【警告】2026年は『大事件が起きる年』運勢が悪い人の特徴
- 【占い結果】2027年が最強運気!結婚の大チャンスはこの年
いずれも武則天様のYouTubeで公開しています。自分の命式を出したうえで見ると、「自分にとっての2026年」が具体的に見えてきます。
Zhouの鑑定では、この命式のように喜神の火・木が巡る年を「攻めどき」と読み、転職・独立・新規事業の始動を後押しします。逆に忌神(この命式では土・金・水)が巡る年は、守りに回って足場を固める年と読みます。同じ命式でも“いつ動くか”で結果は大きく変わる。当てて終わりにせず「次の一手」を返す、これが「動ける占い」というZhouの読み筋です。
大殺界とは何か?原理から説明する
大殺界(だいさっかい)とは、六星占術で運気が落ちるとされる3年間のことです。その実体は、四柱推命でいう空亡(くうぼう)を言い換えたものにあたります。子平推命の立場では、大殺界という枠で運の良し悪しを決めることはしません。
この項目は、監修の武則天様が最も力を入れて発信しているテーマです。武則天様はチャンネルのプロフィールで自身を「大殺界を始めて原理を説明した人」と紹介しています。順を追って見ていきます。
大殺界の実体は「空亡」である
空亡とは、六十干支の仕組みから必然的に生まれる「余り」のことです。十干は10種類、十二支は12種類。10と12を組み合わせていくと、干支が一巡するあいだに支が2つ余ります。この余った2支が空亡です。
つまり空亡は、運の吉凶を示すために作られた概念ではなく、暦の構造から出てくる数学的な余りです。天中殺も大殺界も、この空亡に別の名前を付けたものにあたります。
暦の余りである以上、空亡そのものに「不幸が起きる」という意味は含まれていません。ここが出発点です。
大殺界には本来の原理がある
では空亡はまったく無意味かというと、そうではありません。空亡には、なぜその期間に物事が定着しにくいのかという原理があります。支えとなる支が欠けている状態なので、そこで得たものが根を張りにくい。そう読むのが本来の筋です。
重要なのは、この原理を理解したうえで使うことと、原理を知らずに「大殺界だから何をしてもダメ」と決めつけることのあいだには、天と地ほどの差があるということです。前者は行動の設計に使えます。後者は人を縛るだけです。
武則天様は、この原理を説明したうえで大殺界を扱える数少ない術者として発信を続けています。「地獄に堕ちるわよ公開記念シリーズ〜大殺界とは何か?〜」という再生リストで、体系的に解説されています。
六星占術の源流は「六儀」
六星占術がどこから来たのかを知ると、大殺界の位置づけがよりはっきりします。六星占術の源流には「六儀(りくぎ)」という技法があります。奇門遁甲などで用いられる古い技法で、武則天様はこの六儀を扱うことができます。
源流をたどれる人と、たどれない人。同じ言葉を使っていても、その言葉が何に由来し、どういう条件で機能するのかを説明できるかどうかは、決定的な差になります。「六星占術の源流になった六儀を使えます」。これは武則天様がプロフィールで明記している技術です。
細木数子・細木かおりの大殺界はなぜ違うのか
大殺界という言葉を世に広めたのは、六星占術の細木数子さんです。武則天様は、細木数子さんの正統後継者かもしれないと自ら語る一方で、現在広まっている大殺界の使い方には正面から異を唱えています。
武則天様は、細木かおりさんがてんちむさんに語った大殺界について「大殺界は根拠ほぼ存在しません。信じることで人生に悪影響が」と述べ、真っ向から反論する動画を公開しています。
争点は、大殺界という言葉そのものではありません。原理から切り離された大殺界が、人を脅かす道具として使われていることです。「大殺界だから引っ越すな」「大殺界だから結婚するな」。こう言われた人は、自分で判断する機会を失います。それでその人の人生が良くなるのかというと、多くの場合そうはならない。武則天様が問題にしているのはここです。
大殺界を怖がる必要はない
結論として、大殺界を怖がる必要はありません。空亡は暦の構造から出てくる余りであり、あなたの3年間を奪う呪いではないからです。
もし「大殺界だから」という理由だけで何かを諦めかけているなら、一度立ち止まってください。その3年間に本当に必要なのは、動きを止めることではなく、根を張る作業に時間を使うことです。学ぶ、体を整える、人間関係を見直す、蓄える。次に大きく動くための助走として使えば、その期間はむしろ武器になります。
そして子平推命では、そもそも運の時期を大殺界という共通の枠では決めません。あなたの命式から出した喜神・忌神を、巡ってくる年月と突き合わせて読みます。「みんなにとっての悪い3年」ではなく、「あなたにとっての攻めどきと守りどき」を出す。これが子平推命の運の読み方です。
※ 大殺界・空亡・天中殺の扱いは流派によって大きく異なります。本記事は子平推命の立場からの見解です。
子平推命が四柱推命より精密な理由
子平推命が四柱推命より精密とされるのは、十二運や大殺界に頼らず、五行の点数・格局・蔵干・喜神という命式の構造そのものから運を読むためです。運の強弱を型で決めるのではなく、その人固有の命式から導くぶん、仕事運・金運・年月の波まで細かく捉えられます。
一般的な四柱推命や算命学では、「十二運(12運星)」や「大殺界」で運の良し悪しを判断することがあります。しかし、子平推命の立場から見ると、これらには技術上の限界があります。
- 十二運は、運の強弱を12種類の型に当てはめて決める指標です。日干と地支の組み合わせで機械的に決まるため、その人固有の喜神・忌神までは出せません。
- 大殺界も、実体は空亡(くうぼう)を言い換えたもの。暦の構造から出る余りであり、そこから開運の方角や色を導くことはできません(大殺界とは何か)。
子平推命は、こうした型に頼りません。五行の点数・格局・蔵干・喜神という命式そのものの構造から運を読むため、四柱推命よりも細かく、正確に運命を捉えられます。これが、子平推命と四柱推命の最も大きな違いです。
※ 格局の分類や十二運・大殺界の扱いは、流派によって解釈が異なります。本記事は子平推命の立場からの見解であり、四柱推命・算命学の各流派を否定するものではありません。
四柱推命で使う指標を、子平推命ではどう見るか
四柱推命から入った方は、通変星・十二運・身旺身弱・空亡といった用語に馴染みがあるはずです。これらを子平推命ではどう扱うのかを、対応表として整理しておきます。
- 通変星|使います。日干から見て他の干が何を与えるかを表す星で、仕事運・金運・人気を読むときの土台になります(通変星とは?)
- 身旺・身弱|使います。ただし子平推命では、感覚ではなく五行の点数で判定します。この記事の点数計算がそれにあたります
- 十二運|重視しません。運の強弱を型で決めてしまい、その人固有の喜神・忌神までは出せないためです
- 空亡(天中殺・大殺界)|運の吉凶の判断には使いません。暦の構造から出る余りとして扱います
- 神殺・特殊星|補助的に見ることはありますが、判断の中心には置きません
つまり子平推命は、四柱推命の用語を捨てているわけではありません。点数と格局で確定できるものを中心に据え、型で決まってしまうものを判断の中心から外している。そういう組み立て方をしています。
四柱推命と算命学の違い
四柱推命と算命学は、どちらも生年月日から運命を読む東洋の占術ですが、成り立ちも読み方も違います。
四柱推命は生年月日と生まれた時刻の四柱を使い、日干を中心に五行のバランスを読みます。一方の算命学は、生年月日の三柱(陰占)と、そこから導く十大主星・十二大従星(陽占)で人物像と運勢を読みます。生まれた時刻を必要としないのが、実務上の大きな違いです。
どちらが当たるか、という問いには一律の答えがありません。ただし、運が動く時期と、その人固有の喜神・忌神を精密に出したいなら、五行を点数化する子平推命が向いています。人物像や人生の役割を立体的に描きたいなら、算命学の星の読み方が力を発揮します。
四柱推命・紫微斗数とどう使い分ける?
結論から言えば、運が動く「時期」と喜神・忌神を正確に出すなら子平推命(四柱推命の源流)、性格や人生の分野別の描写をきめ細かく見たいなら紫微斗数が向いています。四柱推命と子平推命はほぼ同じ命式(生年月日時の八文字)を使いますが、読み筋が違います。四柱推命が十二運や神殺で運を見るのに対し、子平推命は五行の点数と格局で喜神・忌神まで確定させる。ここが「当たり方」の差です。
占術ごとの向き不向きは、紫微斗数と四柱推命どっちが当たる?違いと使い分けで正面から比較しています。恋愛・相性を中心に見たい人は運命の相手とは?(相性の見方)もあわせてどうぞ。
九星気学との違いを知りたい方は、九星気学とはのページをご覧ください。九星気学は方位と時期を選んで動くことに強い占術で、子平推命とは役割が違います。
易・奇門遁甲はどう使う?
占いの館Zhouでは、子平推命のほかに易・奇門遁甲・紫微斗数も扱います。命式で読めるのは、その人が生まれ持った構造と、時間の流れです。ここに答えられない問いもあります。「この案件を今日進めるべきか」といった、その場の一手を決める問いです。
そこで使うのが易です。武則天様は「易占いはなぜ外れない?64卦が全てを説明できる理由」という動画で、易が外れにくい理由を64卦の構造から説明しています。命式で人生の設計図を描き、易でその日の一手を決める。奇門遁甲で動く方位と時刻を選ぶ。占術は競わせるものではなく、役割で使い分けるものです(イーチンタロットとは)。
子平推命は独学で学べる?勉強の順番は?
独学は可能です。子平推命の勉強は「十干→十二支(蔵干)→沖と合→通変星→点数計算→格局→喜神・忌神→調候用神」の順に進めるのが定石です。基礎の十干・十二支から積み上げれば、この記事で見た点数計算や格局判定まで、一本の道でつながります。
- 十干の意味を覚える
- 十二支と蔵干を覚える
- 十二支の沖と合を理解する(運の転機を読むカギ)
- 支の組み合わせから性格を読む
- 通変星を理解する(日干の属性で変わる)
- 点数計算を覚える(本記事の点数表の丸暗記でOK)
- 格局を判定する
- 喜神と忌神を特定する
- 調候用神まで学ぶ(鑑定の精度が一段上がります)
年運・月運の確認には万年暦を手元に置いておくと学習がはかどります。
子平推命のおすすめ本
書店で「子平推命」を探すと、意外なほど本が少ないことに気づくはずです。四柱推命の入門書は山ほどありますが、子平推命と銘打った本は限られています。よく読まれているものを挙げておきます。
- 『子平推命 基礎大全』(梁湘潤 著/田中要一郎 訳・太玄社)。台湾の梁湘潤の系統を日本語で読める一冊。分量は多いものの、基礎を体系立てて押さえたい人向け
- 『完全独習版 子平推命』(小山眞樹代)。独学で進めたい人向けに構成された入門書
- 『正伝 子平推命の基礎』(中西悠翠)。徐子平・徐大昇の系統を軸に基礎をまとめた一冊
- 『驚くほどよく当たる「子平推命」』(福妥友嘉莉)。一般向けに書かれた入門書
- 古典『子平真詮』『淵海子平』。原典にあたりたい人向け。現代語訳や注釈書から入るのが現実的です
なお、監修の武則天様も集英社から書籍を出しています。
※ 流派によって用語の定義や格局の分類が異なるため、複数の本を並行して読むと混乱しやすくなります。まずは一冊を決めて、最後まで通すことをおすすめします。
独学は難しい?挫折しやすいポイント
正直に言えば、子平推命の独学は途中でつまずく人が多い占術です。「四柱推命を勉強していたけれど挫折した」という声も、決してめずらしくありません。つまずく場所は、ほぼ決まっています。
- 格局の判定。微妙なバランスの命式が実際には多く、どの型に当てはまるか判断がつかない
- 用神の決定。格局が定まらないと用神も定まらず、そこから先に進めなくなる
- 流派の違い。本によって答えが違うため、どれを信じればいいかわからなくなる
十干や通変星の意味を覚えるところまでは、独学でも問題なく進みます。壁になるのは、その先の「判定」です。知識ではなく判断なので、正解と照らし合わせる機会がないと精度が上がりません。
対処法はシンプルで、自分の命式と、身近な人の命式を何十枚も読むことです。知っている人の性格や実際の出来事と突き合わせれば、判定が合っているかどうかが自分で検証できます。それでも詰まるようなら、後述の養成講座のように、判定のプロセスごと教わる道があります。
占い師としてデビューするには
学んだ先に鑑定士を目指す方もいるはずです。武則天様は「【最短1ヶ月】占い師デビューの方法とは?初心者でもなれる理由」という動画で、占い師になるまでの現実的な道筋を解説しています。
そのうえで武則天様が繰り返し強調しているのが、倫理観です。「誰でも占い師になれるの?『倫理観が大事』」という動画では、技術より先に必要なものとして倫理を挙げています。人の人生に触れる仕事である以上、不安を煽って囲い込むような使い方をしないこと。これは技術の巧拙以前の問題です。
独学に限界を感じたら、子平推命学会の養成講座(後述)で体系的に学ぶ道もあります。
子平推命学会とは?
子平推命学会とは、占いの館 Zhou を運営し、中国伝統の本格命理「子平推命」の研究・鑑定・伝承を行う団体です。会長は当館最強の鑑定士・武則天様が務め、命式の作成から格局・喜神・大運の読み解きまでを体系立てて指導します。日本で広まった四柱推命の源流にあたる子平推命を、流派の型に頼らず命式の構造そのものから読む立場を大切にしています。
子平推命学会は何をしている?
子平推命学会は、①武則天様による個人鑑定 ②子平推命を基礎から学ぶ養成講座 ③本コラムのような子平推命の解説発信、の3つを軸に活動しています。「当てて終わり」ではなく、命式から“次の一手”を返す。占いの館 Zhou が掲げる「動ける占い」の考え方も、この学会の読み筋から生まれています。
会長・武則天様(則天武后)とは
子平推命学会の会長を務めるのが、武則天様(則天武后)です。子平推命を免許皆伝まで修めた術者で、その技術は「世界でも一部の人しか出来ない占い」と本人が語るほど限られたものです。
- 子平推命 免許皆伝。世界でも一部の術者しか扱えない技術を修めています
- 大殺界を、初めて原理から説明した術者です
- 六星占術の源流になった「六儀」を扱えます
- 集英社から書籍を出版しています
- ヒカルさん、ラファエルさんのYouTubeに出演しています
- 細木数子さんの正統後継者かもしれない。本人はそう語っています
「則天武后」という名は、中国史上唯一の女帝から取ったものです。なぜその名を選んだのかについて、本人は「最強のほうがいいんで」と語っています(【20個の質問】則天武后と名乗る理由は何?より)。飾らない答えですが、この占術に懸けている本気度がよく表れています。
会長・武則天様の鑑定はプロデューサーページから確認できます。
武則天様のYouTubeチャンネル
武則天様は、YouTubeで子平推命の解説と実際の鑑定を公開しています。毎週金曜20時更新。この記事で扱った大殺界の原理、喜神の使い方、年ごとの運気の読み方は、いずれも動画でより詳しく語られています。
記事を読んで「もう少し踏み込んで知りたい」と思った項目があれば、チャンネルを覗いてみてください。文字では伝わりにくい鑑定の実際が、そのまま見られます。
子平推命学会と占いの館Zhouの関係
占いの館Zhouは、子平推命学会が運営する鑑定サービスです。学会が研究・伝承を担い、Zhouがその技術を実際の鑑定と無料ツールとして届ける。この二つで一つの取り組みになっています。
このページの無料命盤ツールも、学会の読み筋にもとづいて設計されています。節入りの判定から大運の起算まで、鑑定で使うのと同じ計算をその場で回しています。
子平推命を学ぶ|養成講座のご案内
ここまで見てきたように、子平推命は十干・五行・格局・喜神・年運月運を組み合わせて読み解く、奥の深い占術です。独学では難しい一方、正しく学べば一生ものの技術になります。
とくに独学で壁になりやすいのが、格局の判定と用神の決定でした。ここは知識ではなく判断であり、判断は正解と照らし合わせる機会がないと精度が上がりません。教わる価値がいちばん大きいのも、この部分です。
占いの館 Zhou を運営する子平推命学会では、本格的な子平推命を基礎から学べる養成講座を募集中です。会長は、当館最強の鑑定士・武則天様が務めています。
子平推命を、本格的に学びませんか
子平推命学会では、命式の作成から格局判断まで学べる養成講座を募集しています。まずは武則天様の鑑定で、本物の子平推命に触れることもできます。
養成講座について見るまとめ|まずは自分の命盤を出すところから
子平推命は、生年月日時から作る漢字8文字をもとに、才能・仕事運・金運・運の波までを読み解く中国伝統の占術です。四柱推命の源流にあたり、十二運や大殺界といった型に頼らず、五行の点数から格局と喜神・忌神を確定させるところに特徴があります。
読み方の順番は、この記事でたどったとおりです。日干で自分を知り、十干の意味をつかみ、五行を点数化して格局を出す。そこから喜神・忌神を特定し、大運・年運・月運と突き合わせて、攻めどきと守りどきを決める。ここまで来れば、占いは当てるものではなく、使うものに変わります。
まずは自分の命盤を出すところから始めてください。次に、友達や仕事相手、そして気になるあの人の命盤を。見比べるほどに、この8文字の面白さが分かってきます。
よくある質問(子平推命)
子平推命の読み方は?
「しへいすいめい」と読みます。中国・宋代の術者、徐子平(じょしへい)の名に由来する呼び方です。
子平推命と四柱推命の違いは何ですか?
子平推命は命式の五行の強弱(点数)・格局・蔵干・喜神から運を読み解く中国伝統の本格命理です。日本で広まった四柱推命の多くが用いる十二運や大殺界は、運の強弱を型で決めてしまい、その人固有の喜神・忌神までは出せません。子平推命はそれらに頼らないため、より精密に運命を捉えられます。
「子平」とは誰のことですか?
中国・宋代の術者、徐子平のことです。生年月日時の四柱を干支に置き換え、日干を中心に運命を読む方法を確立した人物とされ、その名が占術の名前になりました。この系統をまとめた古典が『淵海子平』です。
子平推命に流派はありますか?
あります。透派の系統、台湾の梁湘潤の系統、古典『子平真詮』を軸に読む系統など、拠って立つ古典によって格局の分類や用神の取り方に差があります。どこが唯一正しいかを決めるより、自分が納得できる読み筋を一貫して使うことが大切です。
子平推命の格局はどうやって出しますか?
まず命式の天干にある十干の意味を読み、五行ごとに点数を出します。点数が突出して多い五行があれば、その勢いに従う従旺格などの格局を判定します。さらに蔵干や喜神を加味して、運の流れを読み解きます。
子平推命で仕事運や金運はわかりますか?
わかります。日干から見て、官星にあたる五行が巡る時期は仕事運・出世、財星にあたる五行が巡る時期は金運、食傷にあたる五行が巡る時期は人気が高まると読みます。年運・月運と命式を照らし合わせ、運の波を細かく把握できます。
従旺格(じゅうおうかく)とは何ですか?
従旺格とは、命式の中で特定の五行が極端に強く、その勢いに従うことが吉となる格局です。たとえば火が突出して強い命式は火の従旺格となり、強い火とそれを生む木が喜神(幸運を呼ぶ五行)になります。
金寒水冷(きんかんすいれい)とはどんな命式ですか?
金寒水冷とは、秋冬生まれで金と水の五行が強く、冷えきった状態の命式です。子平推命では調候用神の考え方にもとづき、太陽にあたる丙(火)で命式を温めることを最優先に読みます。反対に火と土が強く乾いた命式は火炎土燥と呼び、水で潤すのが基本です。
大殺界は本当にあるのですか?
大殺界の実体は、四柱推命でいう空亡です。空亡は十干と十二支の数の差から生まれる暦の構造上の余りであり、それ自体に不幸を招く力があるわけではありません。子平推命では、運の時期を大殺界という共通の枠では決めず、その人の命式から出した喜神・忌神と巡る年月を突き合わせて読みます。詳しくは大殺界とは何かをご覧ください。
子平推命を無料で調べる方法はありますか?
あります。このページ上部の無料の命式(命盤)作成ツールに生年月日を入れると、日干・通変星・大運まで自動で出せます。生まれた日の日干支(日柱)だけを知りたい場合は、万年暦で日柱(日干支)を調べる無料カレンダーも使えます。
生まれた時間がわからない場合はどうすればいいですか?
年柱・月柱・日柱の三柱は生年月日だけで確定するため、日干も格局も大運も読めます。わからないのは時柱だけです。母子手帳や出生証明書に記載されていることが多いので、手元にあれば確認してみてください。
四柱推命と子平推命、初心者はどちらから学べばいいですか?
どちらも同じ命式(生年月日時の八文字)を使うため、入口は共通です。ただし「開運法やラッキーカラー、相性、運の波まで実用的に使いたい」なら、喜神・忌神を点数から確定できる子平推命から入るのがおすすめです。四柱推命で使う十二運や大殺界では運の強弱(喜神・忌神)が出せないため、そこで行き詰まる人が少なくありません。
子平推命のおすすめの本はありますか?
『子平推命 基礎大全』(梁湘潤/田中要一郎 訳)、『完全独習版 子平推命』(小山眞樹代)、『正伝 子平推命の基礎』(中西悠翠)などがよく読まれています。流派によって用語の定義が異なるため、まずは一冊を決めて最後まで通すことをおすすめします。
子平推命は当たりますか?四柱推命より精度は高いですか?
子平推命は、五行の点数・格局・喜神という命式の構造そのものから運を読むため、十二運や神殺に頼る一般的な四柱推命よりも再現性が高く、仕事運・金運・年月の波まで細かく捉えられるとされます。ただし占いは結果を保証するものではなく、当たり外れに振り回されるより、次の一手を決める道具として活用するのが健やかな使い方です。
子平推命シリーズ|順番に読む
子平推命は「しくみ→用語→実例」の順に読むと、独学でもぐっと分かりやすくなります。下の順に読み進めてみてください。