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十干とは?早見表や読み方、10干の意味をわかりやすく一覧解説

生年月日から作る命式(命盤)は、十干(じっかん)十二支(じゅうにし)の組み合わせでできています。なかでも十干=甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類は、その人の性格や求めるものを映す「星の素材」。この記事では、10干それぞれの読み方・五行・陰陽・性格の意味・開運のヒントを、甲から癸まで一覧で解説します。とくに自分の日干(にっかん)は必ずチェックしておきたい要です。

2026.07.09(更新:2026.08.27)監修:武則天様(子平推命学会 会長)

十干とは?読み方と10種類の干をわかりやすく解説

十干(じっかん)とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類の干のこと。もとは日を数える符号でしたが、子平推命(四柱推命)では、この10干に木・火・土・金・水(五行)と陰陽を割り当て、性格や運勢を読み解く「素材」として使います。

訓読みでは「きのえ・きのと」のように、五行(木=き、火=ひ…)に兄(え=陽)・弟(と=陰)を組み合わせて読みます。「甲=木の兄=きのえ」というわけです。

10文字を続けて読むと「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸(こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き)」。訓読みなら「きのえ・きのと・ひのえ・ひのと・つちのえ・つちのと・かのえ・かのと・みずのえ・みずのと」です。

十干がちょうど10種類なのには理由があります。五行(木・火・土・金・水)の5つに、陰陽の2つを掛け合わせて、5×2=10。だから干は10で一巡します。そもそも十干は、日を10日ごとに数える符号(一旬=いちじゅん)として生まれたもので、「もとは日を数える暦の記号だった」というのが起源です。この10干と十二支(子〜亥の12種類)を組み合わせると、後述のとおり60通りの干支(かんし)ができ、60年で一巡します。

十干の読み方一覧|音読みと訓読み

十干には音読みと訓読みの二通りがあります。占いの現場では訓読み(きのえ・きのと)を使うことが多く、暦や歴史の文脈では音読み(こう・おつ)が使われます。

  • 甲|音:こう/訓:きのえ(木の兄)
  • 乙|音:おつ/訓:きのと(木の弟)
  • 丙|音:へい/訓:ひのえ(火の兄)
  • 丁|音:てい/訓:ひのと(火の弟)
  • 戊|音:ぼ/訓:つちのえ(土の兄)
  • 己|音:き/訓:つちのと(土の弟)
  • 庚|音:こう/訓:かのえ(金の兄)
  • 辛|音:しん/訓:かのと(金の弟)
  • 壬|音:じん/訓:みずのえ(水の兄)
  • 癸|音:き/訓:みずのと(水の弟)

音読みでは甲(こう)と庚(こう)、己(き)と癸(き)が同じ読みになります。混同を避けるため、占術では訓読みを使うのが基本です。

十干の起源|10日ごとに日を数える暦から

十干の歴史は、十二支より古いとされます。古代中国の殷(いん)の時代、日を10日ひとまとまりで数える習慣があり、その10日それぞれに付けられた符号が十干でした。この10日のまとまりを一旬(いちじゅん)と呼びます。

「上旬・中旬・下旬」という言葉が今も残っているのは、この名残です。1か月を10日ずつ三つに分ける数え方が、そのまま現代の言葉になっています。

つまり十干は、もともと占いの道具ではなく、日付を書き表すための記号でした。そこに陰陽五行の思想が結びつき、性格や運勢を読む素材として使われるようになったのは、ずっと後の話です。順番としては、まず十干があり、次に十二支があり、両者を組み合わせた六十干支ができた。この流れを押さえておくと、以降の話が理解しやすくなります。

天干とは?十干との違い

天干(てんかん)とは、干支(かんし)の上側に立つ干のことで、中身は十干とまったく同じ10種類です。「甲子」「乙丑」のような60干支は、上の干+下の支の組み合わせでできており、この上段を天干、下段を地支(ちし)と呼びます。つまり「十干」は10種類の干そのものを指す名前、「天干」は命式や干支の中での位置を指す呼び名、という違いです。

子平推命(四柱推命)の命式では、年柱・月柱・日柱・時柱の上段に並ぶ4つの干が天干です。とくに日柱の天干(=日干)が、その人自身を表す基準点になります。

十干と五行・陰陽の早見表|一覧で確認する

十干は、五行(木・火・土・金・水)に陰陽(兄=陽/弟=陰)を一つずつ割り当てたもの。5×2でちょうど10種類になります。下の表で、自分の干がどの五行・陰陽に当たるかをまず確認してください。

十干読み方五行陰陽ひとことキーワード
きのえ/こう権力・地位
きのと/おつ安らぎ
ひのえ/へいお金・華やかさ
ひのと/てい叡智
つちのえ/ぼリーダー
つちのと/き愛し愛される
かのえ/こう健康・行動
かのと/しんプライド・美意識
みずのえ/じん負けず嫌い
みずのと/き秘密主義・思いやり

五行の並びは木→火→土→金→水。同じ五行に陽(兄)と陰(弟)が1つずつあり、2×5でちょうど10干になります。

十干の順番と覚え方|語呂合わせと五行の相生順

十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の順に並びます。これは五行の相生順(木→火→土→金→水)で、各五行が陽(兄)→陰(弟)の順に来る、と覚えると迷いません。

読みも同じ規則で唱えられます。「きのえ・きのと(木)/ひのえ・ひのと(火)/つちのえ・つちのと(土)/かのえ・かのと(金)/みずのえ・みずのと(水)」。五行の訓(き・ひ・つち・か・みず)に、兄(え)・弟(と)を付けるだけなので、10個をバラバラに暗記する必要はありません。この十干は今でもカレンダーの「甲子(きのえね)の日」などに生きており、暦の符号だった名残がわかります。

十干は今もどこで使われている?

占いの世界の話だと思われがちですが、十干は現代の日本にもあちこち残っています。気づいていないだけで、日常のなかで何度も目にしているはずです。

  • 甲子園球場|完成した1924年が甲子(きのえね)の年だったことに由来します。60干支の最初にあたる縁起の良い年に完成したことから、その名が付きました
  • 契約書の「甲」「乙」|契約当事者を甲・乙と呼ぶのは、十干の順序を番号代わりに使っているためです。三者以上の契約では丙・丁と続きます
  • カレンダーの暦注|日めくりや暦に載っている「甲子」「乙丑」といった表記が、その日の干支です
  • 学校の成績評価|かつて使われた「甲・乙・丙・丁」という評価も、十干の順序から来ています
  • 歴史の出来事|甲子の乱、戊辰戦争、壬申の乱、辛亥革命。いずれも起きた年の干支が名前になっています

これらはすべて、十干が本来「順番を表す記号」だったことの名残です。占術としての十干を学ぶ前に、この出自を知っておくと、意味の理解が一段深くなります。

陽干(甲丙戊庚壬)と陰干(乙丁己辛癸)の違い

十干は、陽干5つ(甲・丙・戊・庚・壬)と陰干5つ(乙・丁・己・辛・癸)に分かれます。「え(兄)」で終わる干が陽干、「と(弟)」で終わる干が陰干です。

大きな傾向として、陽干は外向き・能動的で、力の出し方がわかりやすいタイプ。大樹(甲)・太陽(丙)・大地(戊)・鋼(庚)・大河(壬)のように、スケールが大きく目立ちます。いっぽう陰干は内向き・柔軟で、環境に合わせてしなやかに力を出すタイプ。草花(乙)・ともしび(丁)・田畑(己)・宝石(辛)・雨露(癸)のように、細やかで繊細です。どちらが良い・悪いではなく、力の「出し方」の方向が違うだけと考えてください。この陽・陰の別は、後で通変星(比肩と劫財、偏財と正財…)を読むときの土台にもなります。

十干の調べ方|生年月日から自分の日干を知る

十干の調べ方は、生年月日から命式を出して日柱の天干を見る、の一手です。年・月・日それぞれに干支が割り当てられており、そのうち「日」の上段にあたる干が日干=あなた自身を表す十干になります。

生年月日から十干を調べる3ステップ

  1. 生年月日を入力する……下の無料ツールに入力します。生まれた時刻は分からなくても構いません
  2. 日柱を見る……年柱・月柱・日柱・時柱のうち、日柱が自分自身の柱です
  3. 日柱の上段を読む……その一文字が日干。甲〜癸のどれかが、あなたの十干です

※ 年の境目は立春(2月4日ごろ)、月の境目は節入りです。カレンダーの1月1日・1日区切りではないため、境目に近い生まれの方は手計算ではなくツールで確認してください。

命式で最も重要なのは、日柱の天干=日干(にっかん)です。「私は何の星?」の答えはこの日干で、通変星も喜神・忌神もここを起点に決まります。

10干の中でも、命式の日柱の天干=日干が、その人自身をあらわす基準点です。通変星とは、他の干が「自分(日干)」に対して何を与えるかを名づけた星で、日干が変われば同じ干でも通変星の名前が変わります。同じように、命式にとって良い五行(喜神)・避けたい五行(忌神)も、日干の強弱を軸に判断します。つまり日干は、命式を読むすべての出発点です。より体系的な読み方は子平推命とはのページで解説しています。

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十干それぞれの意味と性格|甲から癸まで一覧

10干は、大樹・草花・太陽・ともしび・大地・田畑・鋼・宝石・大河・雨露といった自然物にたとえられ、それぞれ「求めるもの」が違います。以下に甲から癸まで、五行・陰陽・イメージと開運の方向をまとめます。なお、十干の解釈は流派によって細部が異なります。ここでは子平推命の代表的な読みを紹介するものとして参考にしてください。

甲(きのえ)|木の陽|権力と地位を求める大樹

まっすぐ天へ伸びる大樹のイメージ。権力や地位を求める上昇志向が強く、リーダー的なポジションで力を発揮します。まっすぐゆえに融通が利かない場面や、責任を背負いすぎての疲れに注意。「どこで出世したいか・どこで力を持ちたいか」を決めると運気が向上します。

参拝するなら、大樹や鎮守の森を抱える社が合います。木そのものが御神木として祀られている場所、山を背にした社。土地に長く根を張ってきた社に、甲は力を借りやすいと考えます。

乙(きのと)|木の陰|安らぎを求める草花

風になびく草花のように、しなやかで柔軟。安らぎ・精神的な充足を大切にします。環境に上手に適応する一方、無理を重ねると消耗しやすいので、1人の時間を確保して心を休めることが開運につながります。

参拝するなら、花や庭の美しい社が合います。境内に草花が手入れされている場所、四季の移ろいが見える社。人が多すぎない、静けさのある場所を選ぶと乙は整います。

丙(ひのえ)|火の陽|お金と華やかさを求める太陽

すべてを照らす太陽。明るく華やかで、注目を集める力があります。お金や豊かさ、華やかな成功への欲がはっきりしているのが特徴。この欲は悪いものではなく、堂々とお金を好きになり、稼ぐことを肯定するほど本来の輝きが出ます。

参拝するなら、日の出や太陽にゆかりのある社が合います。東を向いた社、高台にあって見晴らしの良い場所。朝いちばんに参ると、丙は本来の明るさを取り戻します。

丁(ひのと)|火の陰|叡智を灯すともしび

暗がりを照らすろうそくの火。派手さより知性・叡智で勝負するタイプです。細やかで気づかいができ、せこい計算をせず正々堂々と進めば物事がうまく回るとされます。学びや専門性が武器になります。

参拝するなら、灯明や火にゆかりのある社、学問の神を祀る社が合います。夜の灯りが美しい場所、静かに手を合わせられる小さな社も丁には向いています。

戊(つちのえ)|土の陽|人の上に立つ大地

どっしり構える山のような大地。天性のリーダーで、人の上に立つ器を持ちます。安定感と包容力で周囲を支える一方、頑固になりやすい面も。リーダー役を引き受けてみると、持ち味が生きます。

参拝するなら、山や岩を御神体とする社が合います。登る参道のある社、大きな岩が祀られている場所。土地そのものの力が強い社に縁があります。

己(つちのと)|土の陰|愛し愛される田畑

作物を育てる田畑のように、面倒見がよく育て上手。「愛し、愛される」関係の中で力を発揮します。縁の下で人を支えると信頼が集まるタイプ。愛情のやり取りを意識することが開運のカギです。

参拝するなら、五穀豊穣・農耕にゆかりのある社が合います。稲荷社や、田畑に囲まれた土地の氏神。暮らしに近い社ほど、己には合います。

庚(かのえ)|金の陽|健康と行動力の鋼

鍛えられた鋼や刃物のイメージ。決断力と行動力があり、まっすぐに物事を切り開きます。健康を大切にするほど運気が上がるとされ、体を鍛える・整えることが好調の土台になります。

参拝するなら、武や刀にゆかりのある社が合います。武神を祀る社、勝負ごとの祈願で知られる場所。体を動かして参拝すること自体が、庚には効きます。

辛(かのと)|金の陰|プライドと美意識の宝石

磨き上げられた宝石。高いプライドと美意識を持ち、見られ方にこだわります。これは裏返せばプロ意識の高さ。SNSでの発信など「見られる場」でこそ輝き、そのプライドを仕事の武器に変えられます。

参拝するなら、美しさで知られる社が合います。社殿や庭が整っている場所、装飾の美しい社。「行きたい」と思える見た目かどうかが、辛にとっては大事な基準になります。

壬(みずのえ)|水の陽|負けず嫌いの大河・海

大河や海のように、スケールが大きく力強い水。負けず嫌いで、ライバルがいるほど燃えます。「ここでは負けたくない」という土俵を決めて戦うと、大きく開運します。

参拝するなら、海や大きな川に面した社が合います。水辺に建つ社、島の社。広い水を眺められる場所に行くと、壬は器を取り戻します。

癸(みずのと)|水の陰|秘密主義で思いやり深い雨露

静かに大地を潤す雨や露。秘密主義で情報収集がうまく、思いやりが深いタイプです。連絡(返信)がゆっくりになりがちなのも特徴のひとつ。高い情報感度を活かせる場所で力を発揮します。

参拝するなら、湧き水や滝、井戸にゆかりのある社が合います。手水の水が清らかな社、水の音が聞こえる場所。人の少ない時間帯を選ぶと、癸はいっそう整います。

※ 神社の五行の読み方は流派によって異なります。また、厳密には日干だけでなく命式全体の喜神で判断します。武則天様のYouTubeでは「10干別オススメ神社」「関東最強の神社5選」として、具体的な社名を挙げて解説しています(東京の最強開運神社3選)。

十干 × あなたの一文字

自分の日干の項を読んだ、その先へ

ここまでで自分の干の「核」はつかめたはずです。その一文字が恋愛・仕事でどう働くのか、いつ力が出るのかまで踏み込んだのが「日干別 鑑定書」。子平推命学会 会長・武則天様が、あなたの干に絞って読み解きます。

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日干別・開運のヒント

開運の要点はシンプルで、自分の日干が「求めるもの」を我慢せず素直に生かすこと。甲なら地位、丙ならお金、庚なら健康というように、その干の欲を肯定して動くほど本来の力が出ます。

日干開運のヒント
出世・地位を目指す場所を決める
1人時間で心を整え、無理をしない
お金を好きになり、堂々と稼ぐ
せこくせず、知性・専門性を磨く
リーダー役を引き受けてみる
愛し愛される関係を意識する
健康を整えることを最優先に
見られる場(SNS等)で発信する
負けたくない土俵を決めて戦う
情報感度を活かせる場に身を置く

同じ日干でも、他の干支との組み合わせ(通変星・干合・沖)や、命式全体の五行バランス(喜神・忌神)によって出方は変わります。ここで挙げたのは「その干の核」。より正確な読みは、命式全体を見て判断します。

五行別・食べると良いもの

開運は行動だけではありません。食べるものにも五行があり、自分に必要な五行を意識して取ると、日常のなかで運気を整えられます。

  • 木(甲・乙)|酸味のあるもの、青菜・緑の野菜。柑橘や酢の物
  • 火(丙・丁)|苦味のあるもの、赤いもの。トマト、赤身の肉、コーヒー
  • 土(戊・己)|甘味のあるもの、黄色いもの。かぼちゃ、さつまいも、雑穀
  • 金(庚・辛)|辛味のあるもの、白いもの。大根、ねぎ、生姜
  • 水(壬・癸)|塩味のあるもの、黒いもの。海藻、黒豆、豆腐

武則天様のYouTube「年収アップする五行別食べると良い物」では、この対応をもとに、金運を上げたい人が取るべき食べ物を五行別に解説しています。毎日の食事に一品足すだけなので、いちばん始めやすい開運法です。

※ 体調や持病のある方は、栄養面での判断を優先してください。

身につけると良い色

色にも五行があります。喜神の五行の色を身につけると、運気を後押しできます。

  • |濃い青・緑
  • |赤・ピンク・紫
  • |茶色・黄・ベージュ
  • |金色・白
  • |水色・黒

武則天様は「自分の喜神に合った服を着ると運気があがります」と繰り返し伝えています。小物より服のほうが効くのは、面積が違うからです。人から見える面積の大きい部分に喜神の色を置くと、後押しを受けやすくなります。

※ 注意したいのは、色は日干だけでは決まらないという点です。あなたにとっての喜神は、命式全体の五行バランスから判定します。日干が丙(火)だから赤、と単純には決まりません。正確な喜神の出し方は子平推命とはのページをご覧ください。

同じ日干でも、他の干支との組み合わせ(通変星・干合・沖)や、命式全体の五行バランス(喜神・忌神)によって出方は変わります。ここで挙げたのは「その干の核」。より正確な読みは、命式全体を見て判断します。
十干 × 開運

あなたに効く色と行動を、正確に知る

色も食べ物も、本当は日干だけでは決まりません。命式全体から出した喜神で判断します。子平推命学会 会長・武則天様の「日干別 鑑定書」で、あなたの軸を確かめてみてください。

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日干でわかること・わからないこと

日干からわかるのは「その人の核となる性質と、求めるものの方向」です。甲なら地位、癸なら情報、というように、行動の指針になる部分がつかめます。

いっぽう、恋愛や仕事の具体的な結果、運が巡ってくる時期(大運・年運)までは、日干だけでは決まりません。それらは子平推命とはで扱う命式全体(四柱)と、時間の流れを合わせて読みます。日干は「入口」と割り切り、当てにいくより「次の一歩の方向を決める材料」として使うのが、ちょうどいい距離感です。

十干十二支とは?60干支の早見表と組み合わせ方

十干(10種類)と十二支(12種類)を順に組み合わせると、甲子・乙丑…と進んで全部で60通り=「六十干支(ろくじっかんし)」ができます。10と12を交互に回すと、同じ組み合わせに戻るまでにちょうど60個。だから干支は60年で一巡し、生まれ年の干支に戻ることを還暦(かんれき)=満60歳と呼びます。命式では、この干支の上側(天干)に十干、下側(地支)に十二支が並びます。

生まれ年の十干 早見表|西暦の下1桁で分かる

その年の十干は、西暦の下1桁だけで決まります。4なら甲、5なら乙、というように機械的に対応するので、暗記する必要はありません。

西暦の下1桁十干五行・陰陽該当する年(例)
4甲(きのえ)木の陽1974/1984/1994/2004/2014/2024
5乙(きのと)木の陰1975/1985/1995/2005/2015/2025
6丙(ひのえ)火の陽1976/1986/1996/2006/2016/2026
7丁(ひのと)火の陰1977/1987/1997/2007/2017/2027
8戊(つちのえ)土の陽1978/1988/1998/2008/2018/2028
9己(つちのと)土の陰1979/1989/1999/2009/2019/2029
0庚(かのえ)金の陽1970/1980/1990/2000/2010/2020
1辛(かのと)金の陰1971/1981/1991/2001/2011/2021
2壬(みずのえ)水の陽1972/1982/1992/2002/2012/2022
3癸(みずのと)水の陰1973/1983/1993/2003/2013/2023

たとえば1996年生まれなら下1桁が6なので丙(ひのえ)、2026年なら6でやはり丙です。

※ これは「生まれ年」の十干です。占いで主役になるのは「生まれ日」の十干=日干で、こちらは西暦からは計算できません。日干は上の無料ツールか万年暦で確認してください。

十干十二支 早見表|60干支の一覧

十干(10)と十二支(12)を順に組み合わせると、甲子から癸亥まで60通りになります。右の列は、その干支にあたる西暦です(60年周期なので3つ並べています)。

No干支読み方西暦(60年周期)
1甲子きのえね1924/1984/2044
2乙丑きのとうし1925/1985/2045
3丙寅ひのえとら1926/1986/2046
4丁卯ひのとう1927/1987/2047
5戊辰つちのえたつ1928/1988/2048
6己巳つちのとみ1929/1989/2049
7庚午かのえうま1930/1990/2050
8辛未かのとひつじ1931/1991/2051
9壬申みずのえさる1932/1992/2052
10癸酉みずのととり1933/1993/2053
11甲戌きのえいぬ1934/1994/2054
12乙亥きのとい1935/1995/2055
13丙子ひのえね1936/1996/2056
14丁丑ひのとうし1937/1997/2057
15戊寅つちのえとら1938/1998/2058
16己卯つちのとう1939/1999/2059
17庚辰かのえたつ1940/2000/2060
18辛巳かのとみ1941/2001/2061
19壬午みずのえうま1942/2002/2062
20癸未みずのとひつじ1943/2003/2063
21甲申きのえさる1944/2004/2064
22乙酉きのととり1945/2005/2065
23丙戌ひのえいぬ1946/2006/2066
24丁亥ひのとい1947/2007/2067
25戊子つちのえね1948/2008/2068
26己丑つちのとうし1949/2009/2069
27庚寅かのえとら1950/2010/2070
28辛卯かのとう1951/2011/2071
29壬辰みずのえたつ1952/2012/2072
30癸巳みずのとみ1953/2013/2073
31甲午きのえうま1954/2014/2074
32乙未きのとひつじ1955/2015/2075
33丙申ひのえさる1956/2016/2076
34丁酉ひのととり1957/2017/2077
35戊戌つちのえいぬ1958/2018/2078
36己亥つちのとい1959/2019/2079
37庚子かのえね1960/2020/2080
38辛丑かのとうし1961/2021/2081
39壬寅みずのえとら1962/2022/2082
40癸卯みずのとう1963/2023/2083
41甲辰きのえたつ1964/2024/2084
42乙巳きのとみ1965/2025/2085
43丙午ひのえうま1966/2026/2086
44丁未ひのとひつじ1967/2027/2087
45戊申つちのえさる1968/2028/2088
46己酉つちのととり1969/2029/2089
47庚戌かのえいぬ1970/2030/2090
48辛亥かのとい1971/2031/2091
49壬子みずのえね1972/2032/2092
50癸丑みずのとうし1973/2033/2093
51甲寅きのえとら1974/2034/2094
52乙卯きのとう1975/2035/2095
53丙辰ひのえたつ1976/2036/2096
54丁巳ひのとみ1977/2037/2097
55戊午つちのえうま1978/2038/2098
56己未つちのとひつじ1979/2039/2099
57庚申かのえさる1980/2040/2100
58辛酉かのととり1981/2041/2101
59壬戌みずのえいぬ1982/2042/2102
60癸亥みずのとい1983/2043/2103

2026年は43番目の丙午(ひのえうま)です。年の境目は立春(2月4日ごろ)なので、1月〜2月上旬生まれの方は前年の干支になります。

干支(えと)とは十二支のことではない

ここでいちばん誤解されているのが、「干支=十二支」という理解です。正しくは、干支は十干と十二支を組み合わせたものを指します。

「今年の干支は?」と聞かれて「午(うま)です」と答えるのは、厳密には半分だけの答えです。2026年の干支は正しくは丙午(ひのえうま)。上の丙が十干、下の午が十二支で、この二つ揃って干支になります。

なぜ十二支だけが有名になったかというと、動物が割り当てられていて覚えやすかったからです。年賀状に描かれるのも動物のほうで、十干は表に出てきません。ですが暦の上では、十干と十二支は対等な二本の柱です。

ちなみに「えと」という読みも、もとは十干の「兄(え)・弟(と)」から来ています。言葉の由来をたどると、干支という語はむしろ十干側から生まれたものだとわかります。

十二支12種それぞれの意味

十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類です。動物のイメージで知られていますが、本来は植物の成長過程や季節を表す記号でした。

  • 子(ね)|十二支の始まり。種子が地中で芽吹く前の状態
  • 丑(うし)|芽が種の殻を破ろうとする、力を溜める時期
  • 寅(とら)|春の始まり。地上に芽が出て動き出す
  • 卯(う)|草木が茂り、地面を覆っていく
  • 辰(たつ)|勢いよく成長し、形が整っていく
  • 巳(み)|成長が頂点に近づき、最盛期に入る
  • 午(うま)|最盛期。ここから折り返しに向かう
  • 未(ひつじ)|実が熟し、味がついていく
  • 申(さる)|実が完全に熟し、収穫の時期
  • 酉(とり)|収穫したものを醸す、実らせきる
  • 戌(いぬ)|草木が枯れ、役目を終えていく
  • 亥(い)|種の中に生命が閉じ込められ、次に備える

十二支の側にも蔵干として十干が隠れているので、詳しくは十二支と蔵干のページも合わせて読むと、命式の縦の構造がつかめます。

十干どうしの相性(干合)を軽く知る

特定の十干どうしが引き合う関係を「干合(かんごう)」といい、決まった5組があります。相手の日干と自分の日干がこの組になっていると、縁が結びつきやすいとされます。象意(イメージ名)だけ先に押さえておきましょう。

干合の組象意(名前)ひとことの意味
甲+己生土養土周囲のサポートを受けやすい
乙+庚紅蕾無残努力が実りにくい・金銭は注意
丙+辛日月相会出会い・恋愛の縁
丁+壬干合鬼神勝負強い・頭がいい
戊+癸天乙会合足りないピースが揃う

相手との相性を見るときは、この象意が手がかりになります。ただし「どの組がどんな結果になるか」という踏み込んだ吉凶は、五行が別のものに変化する「化」や作用が打ち消される「合去」、そして命式全体との兼ね合いで変わります。仕組みの全体は干合とはのページで詳しく解説しています。

相性が光る干の組み合わせ(象意)

干合の5組以外にも、干どうしの組み合わせには古典が名づけた「相性の象意」があり、二人の日干(や命式の干)が特定の組になると運が伸びやすいとされます。

相手との相性を干で見るときの、もう一段深い手がかりです。ここでは代表的な“良い組み合わせ”を、古典の象意名とともに公開します。自分の日干と相手の日干で照らし合わせてみてください(どちらが先か、順序は問わず読むのが一般的です)。

干の組象意(呼び名)意味
甲+癸樹根甘雨じゅこんかんう雨が大樹を育てるように、才能がすくすく伸びる。
甲+丁乾木烈炎かんぼくれつえん乾いた木がよく燃える。物事がトントン拍子に進む。
乙+丙開花陽光かいかようこう陽光を浴びて花開く。ツキに恵まれ、眩しく輝く。
乙+丁草花温順そうかおんじゅん頭脳とハートで成功。愛が穏やかに育つ。
乙+戊鮮花名瓶せんかめいへい名器に活けた花。選ばれし者の強運。
乙+壬蓮花清泉れんかせいせん清らかな泉の蓮。気品が備わる。
丙+戊日昇照山にっしょうしょうざん人の幸運にあやかって運が増す。
丙+壬輝陽湖水きようこすい湖に映える陽。華やかな成功で一躍スターに。
丁+庚鍛冶錬金/猛火製鉄火が金を鍛える。天才的なお金の才が開き、全運が順風満帆に。
戊+壬山青清水/小蛇化龍難題を速やかに解決。小さな縁が大きな開運に育つ。
辛+壬陶洗珠玉とうせんしゅぎょく宝石が洗い磨かれ、人生が輝く。
己+癸田畑に雨畑を潤す雨。地道な努力が実る。
これらは相性が「良く出やすい」組み合わせの一例です。実際には命式全体の五行バランスや大運の巡りで強弱が変わり、同じ組でも活き方は人によって異なります(象意の呼び名・解釈は流派により差があります)。二人の相性をきちんと出すなら、無料の相性ツール武則天様の鑑定で確かめてください。

Zhouの鑑定では日干をこう読む

監修の武則天様(子平推命学会 会長)は、日干の読み方についてこう話します。

10干の意味は、あくまで入口にすぎません。実際の鑑定では、日干を出発点にしながら、命式全体の五行バランス(喜神・忌神)と通変星まで見て、その人にとって「今週の一歩」まで落とします。同じ甲でも、周りに何の干支が並ぶかで、伸ばすべき方向はまるで変わるのです。

武則天様は、自身が扱う子平推命について次のようにも語っています。

僕がやってる占い、子平推命。何年が運気良いか、月運などもはっきり出します。男性との相性や仕事上のパートナーで、誰がいいかもはっきり出る秘伝の占いです。

武則天様のYouTubeより

武則天様は子平推命を免許皆伝まで修めた術者で、集英社から書籍も出版しています。大殺界を初めて原理から説明した術者としても知られ、六星占術の源流にあたる「六儀」を扱うことができます。ヒカルさん、ラファエルさんのYouTubeにも出演しています。日干の読み方をはじめとする子平推命の解説は、武則天様のYouTubeチャンネルでも公開しています。

これがZhouの「当てる占いではなく、動ける占い」という方針です。10干の核をつかんだら、次は自分の命式全体で確かめてみてください(子平推命とは)。

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まとめ|十干とは、自分の日干を知るところから

十干とは、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類の干のこと。もとは日を10日ごとに数える暦の記号でしたが、そこに五行と陰陽が結びつき、性格や運勢を読む素材になりました。

大樹、草花、太陽、ともしび、大地、田畑、鋼、宝石、大河、雨露。十干は、すべて自然界にあるものに例えられています。だから覚えるときも、意味を暗記するよりその姿を思い浮かべるほうが早い。大樹だからまっすぐ折れにくい、宝石だから繊細で誇り高い。そう連想できれば、10文字はもう自分のものです。

そして十干のなかで、あなた自身を表す一文字が日干です。甲なら地位を、丙ならお金を、庚なら健康を求める。その欲を我慢せず素直に生かすことが、いちばん手近な開運になります。

ただし、日干だけで人生が決まるわけではありません。同じ甲でも、周りにどの干支が並ぶかで伸ばすべき方向は変わります。十干は入口で、その先に命式があります。まずは自分の日干を確かめて、次に命式全体を出してみてください。

十干 × 日干

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10干の意味は入口です。生まれ日の干から、性質・恋愛・仕事の流れを一冊にまとめたのが「日干別 鑑定書」。子平推命学会 会長・武則天様が読み解きます。

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よくある質問(十干)

十干十二支の早見表はありますか?

この記事の「十干十二支とは?」のセクションに、甲子から癸亥までの60干支を1番から順に並べた一覧を掲載しています。1984年が甲子(1番)で60年周期のため、自分の生まれ年から逆算して確認できます。

十干十二支の読み方は?

甲子(きのえね)、乙丑(きのとうし)のように、十干の訓読みと十二支の読みをつなげて読みます。音読みでは甲子=こうし、乙丑=いっちゅうとなり、暦や歴史の文脈ではこちらが使われます。

十干十二支の組み合わせはなぜ60通りなのですか?

十干10種と十二支12種の最小公倍数が60だからです。10と12を交互に回すと、同じ組み合わせに戻るまでにちょうど60個。120通りにならないのは、陽の干には陽の支、陰の干には陰の支しか組み合わさらないためです。

2026年の十干十二支は何ですか?

丙午(ひのえうま)です。60干支では43番目にあたります。天干の丙も地支の午も火の五行で、火が二重に重なる年になります。

十干の読み方は?

甲=きのえ、乙=きのと、丙=ひのえ、丁=ひのと、戊=つちのえ、己=つちのと、庚=かのえ、辛=かのと、壬=みずのえ、癸=みずのと。五行(木火土金水)に、兄(え=陽)・弟(と=陰)を組み合わせた読み方です。

天干とは?十干との違いは何ですか?

天干(てんかん)とは、干支(甲子・乙丑…)の上側に立つ干のことで、中身は十干と同じ10種類です。十干は10種類の干そのものの名前、天干は命式や干支の中での位置(上段)を指す呼び名、という違いです。命式では年・月・日・時の上段に並ぶ4つが天干で、日柱の天干=日干がその人自身を表します。

干支(えと)とは十二支のことではないのですか?

違います。干支は十干と十二支を組み合わせたものです。2026年の干支は「午」ではなく「丙午(ひのえうま)」が正確な答えになります。十二支だけが有名なのは、動物が割り当てられていて覚えやすかったためです。

十干と十二支の違いは?

十干は甲〜癸の10種類、十二支は子〜亥の12種類です。命式では天干(上)に十干、地支(下)に十二支が並びます。十二支の中には「蔵干」として十干が隠れています。

十干と十干十二支は何が違うのですか?

十干は10種類の干そのもの、十干十二支は十干と十二支を組み合わせた60通りの干支のことです。単に「干支(かんし・えと)」と呼ばれるのは、この十干十二支のほうを指します。

自分の十干(日干)はどこで分かりますか?

生年月日から命式を出すと、日柱の天干が日干です。Zhouの無料ツールで命式を出せば、自分の日干がすぐ確認できます。

日干が一番大事と聞きました。なぜですか?

日干は命式の中で「自分自身」をあらわす基準点だからです。通変星(他の干が自分に何を与えるか)も、喜神・忌神(自分に良い/悪い五行)も、すべて日干を起点に決まります。

十干はなぜ10種類あるの?

五行(木・火・土・金・水)の5つに、陰陽(兄=陽・弟=陰)の2つを掛け合わせるからです。5×2でちょうど10種類になります。

十干と還暦(干支)の関係は?

十干10種と十二支12種を組み合わせると60通りの干支になり、60年で一巡します。生まれ年の干支に戻る満60歳が「還暦」です。

甲子園の名前は十干と関係があるのですか?

あります。甲子園球場が完成した1924年が、六十干支の最初にあたる甲子(きのえね)の年だったことに由来します。縁起の良い年に完成したことから、その名が付けられました。

十干は今でも使われていますか?

使われています。カレンダーの暦注、契約書の「甲」「乙」、甲子園球場の名前、戊辰戦争や辛亥革命といった歴史上の出来事の名称。いずれも十干が使われた例です。もともと順番を表す記号だったことの名残です。

「え」と「と」は何の意味ですか?

「え=兄(陽)」「と=弟(陰)」です。きの“え”=木の陽、きの“と”=木の陰、というように陰陽を表します。「えと」という読み自体も、この兄・弟から来ています。

日干の性格はどれくらい当たりますか?

日干は「その人の核」を示しますが、実際の出方は命式全体の五行バランスや通変星で変わります。解釈は流派によっても差があるため、目安として活用してください。

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あなたの日干は、どんな運を持っている?

10干の意味はあくまで入り口。命式全体の五行バランスや通変星まで読むと、その人だけの強みと運の流れが見えてきます。子平推命学会 会長・武則天様の本格鑑定で、あなたの命式を深く読み解きます。

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※ 本記事は子平推命の伝統的な解釈をやさしくまとめたものです。占いの結果は将来を保証するものではなく、健康・お金・進路などの重要な判断は、専門家への相談やご自身の責任において行ってください。

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