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通変星とは?
決まり方と十通変星の一覧をわかりやすく解説

比肩・食神・正官・印綬…。子平推命(四柱推命)を学ぶうえで欠かせない「通変星(つうへんせい)」を、決まり方の2つのルールから、十通変星それぞれの意味、丙(陽の火)・丁(陰の火)を例にした一覧まで、子平推命学会の監修でわかりやすく解説します。

2026.06.16監修:占いの館 Zhou・子平推命学会

通変星とは?

通変星(つうへんせい)とは、子平推命(四柱推命)で、自分自身を表す「日干」から見て、命式に並ぶ他の干がどんな関係にあるかを表す星です。全部で10種類あり、「十通変星(じゅうつうへんせい)」と呼ばれます。

十通変星は、比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・印綬の10個。それぞれが才能・財運・仕事・人間関係などのテーマを象徴します。命式に「何の通変星が、どこに、いくつあるか」を読むことで、その人の性質や運の傾向が見えてくる──通変星は、命式を読み解く核心のひとつです。

通変星の決まり方(2つの軸)

通変星は、日干から見た他の干との関係で決まり、判定軸は二つです。

  • 五行の関係(生む・剋す・同じ)
  • 陰陽の関係(同じか、異なるか)

この2軸の組み合わせによって、10種類の通変星が決まります。まず五行の関係で「5つのグループ」に分かれ、それぞれが陰陽の違いで2つに分かれる、という構造です。

五行の関係による5グループ

日干から見た五行の関係は、次の5パターンに分かれます。ここでは日干が火(丙)の場合を例にします。

通変星の土台となる五行の循環図(相生・相剋)
通変星の土台となる五行の関係(相生=生む/相剋=剋す)
五行の関係通変星グループ表すもの
同じ五行火=火比肩・劫財仲間・ライバル・自我
自分が生む火生土食神・傷官表現力・生み出す力
自分が剋す火剋金偏財・正財手に入れる財
自分を剋す水剋火偏官・正官プレッシャー・規律
自分を生む木生火偏印・印綬守り・知恵

陰陽による区別(偏と正)

5つのグループは、さらに陰陽の関係でそれぞれ2つに分かれます。基本ルールはシンプルで、財・官・印のグループでは──

  • 陰陽が同じ(同性)→「」系(偏財・偏官・偏印)
  • 陰陽が異なる(異性)→「」系(正財・正官・印綬)

残る2グループは、同じ五行が陰陽同=比肩/陰陽異=劫財、自分が生む五行が陰陽同=食神/陰陽異=傷官となります。比肩・劫財と食神・傷官だけ名前のパターンが少し違いますが、ルール自体は一貫しています。

注意:どちらが「偏」でどちらが「正」になるかは、日干が陽干(甲・丙・戊・庚・壬)か陰干(乙・丁・己・辛・癸)かで入れ替わります。陽の日干と陰の日干では、陰陽の対応が逆になるのです。

十通変星の一覧と意味

通変星五行の関係・陰陽意味・キーワード
比肩ひけん同じ五行・陰陽同自立・仲間・芯の強さ
劫財ごうざい同じ五行・陰陽異競争・社交・行動力
食神しょくじん生む五行・陰陽同表現・才能・衣食・楽しみ
傷官しょうかん生む五行・陰陽異鋭い感性・技術・反骨
偏財へんざい剋す五行・陰陽同流動的な財・商才・人付き合い
正財せいざい剋す五行・陰陽異堅実な財・家庭・誠実さ
偏官へんかん/七殺剋される五行・陰陽同行動力・決断・プレッシャー
正官せいかん剋される五行・陰陽異規律・地位・責任感
偏印へんいん生まれる五行・陰陽同独自の知恵・直感・転換
印綬いんじゅ生まれる五行・陰陽異学問・知識・母性・保護

十通変星が示すもの(やさしく解説)

通変星は、命式の中に現れることで「その人がどんな力を持っているか」を物語ります。10個を、五行のペアごとに、やさしく見ていきましょう。

比肩・劫財 ── 自分自身と仲間の星(同じ五行)

  • 比肩(ひけん):独立独歩の星。自分の足で立ち、信念を貫く強さを持ちます。専門職や自営に向き、ブレない芯が魅力です。
  • 劫財(ごうざい):行動とつながりの星。負けず嫌いで社交的、勝負強い。仲間やライバルと競い合いながら伸びていきます。

食神・傷官 ── 表現と才能の星(自分が生む五行)

  • 食神(しょくじん):楽しみと表現の星。おおらかで、衣食住や趣味に恵まれます。生み出すこと・味わうことが得意な、愛されキャラ。
  • 傷官(しょうかん):感性と技術の星。鋭く繊細で、芸術や専門技術で光ります。強いこだわりと反骨精神を秘めた職人肌。

偏財・正財 ── お金と縁の星(自分が剋す五行)

  • 偏財(へんざい):商才と人脈の星。お金を上手に回し、人付き合いが得意。フットワーク軽く、チャンスを掴むのが上手です。
  • 正財(せいざい):堅実と信頼の星。コツコツと財を築き、家庭や約束を大切にする誠実さ。その真面目さが信用を呼びます。

偏官・正官 ── 仕事と規律の星(自分を剋す五行)

  • 偏官(へんかん/七殺):行動力と度胸の星。プレッシャーをバネに突き進む、勝負師・リーダー気質。ここぞで力を発揮します。
  • 正官(せいかん):規律と品格の星。責任感が強く、地位や信用を得る真面目さ。組織の中でこそ輝くタイプです。

偏印・印綬 ── 知恵と守りの星(自分を生む五行)

  • 偏印(へんいん):ひらめきと探究の星。独自の視点と専門性、流れを変える力を持ちます。型にはまらない知性が武器。
  • 印綬(いんじゅ):知性と母性の星。学問・知識に強く、人を守り育てます。穏やかで思慮深い、頼れる存在です。

丙(陽の火)の通変星 一覧

日干が丙(陽の火)の場合の例です。丙は陽干なので、相手が陽干(甲・丙・戊・庚・壬)なら陰陽が同じ陰干(乙・丁・己・辛・癸)なら陰陽が異なります

日干が火(丙・丁)のときの通変星・五行循環図
火(丙・丁)を中心にした五行の関係。火が生む・剋す方向で通変星が決まります。
相手の干五行・陰陽通変星
火・陽比肩
火・陰劫財
土・陽食神
土・陰傷官
金・陽偏財
金・陰正財
水・陽偏官(七殺)
水・陰正官
木・陽偏印
木・陰印綬

丁(陰の火)の通変星 一覧

日干が丁(陰の火)の場合の例です。丁は陰干なので、相手が陰干(乙・丁・己・辛・癸)なら陰陽が同じ陽干(甲・丙・戊・庚・壬)なら陰陽が異なります。丙のときとは陽陰の対応が逆になる点に注意してください。

相手の干五行・陰陽通変星
火・陰比肩
火・陽劫財
土・陰食神
土・陽傷官
金・陰偏財
金・陽正財
水・陰偏官(七殺)
水・陽正官
木・陰偏印
木・陽印綬

覚え方のポイント

通変星は、「五行の関係(5グループ)×陰陽(偏か正か)」の掛け算で覚えると、丸暗記せずに導けます。

  • 丙(陽の火)のときは、相手が陽干だと「偏」系(または比肩・食神)、陰干だと「正」系(または劫財・傷官)。
  • 丁(陰の火)のときは逆で、相手が陰干だと「偏」系、陽干だと「正」系。

日干が陰干のときは「陰陽が同じ=陰干同士」になるため、対応が反転するわけです。比肩・劫財と食神・傷官だけ名前のパターンが少し違いますが、ルール自体は一貫しているので、「五行の向き」と「陰陽の同異」さえ押さえれば、どの日干でも自分で導けるようになります。

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よくある質問(通変星)

通変星とは何ですか?

通変星とは、子平推命・四柱推命で、自分を表す日干から見て他の干がどんな関係にあるかを表す星です。全部で10種類あり、十通変星(比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・印綬)と呼ばれます。

通変星はどうやって決まりますか?

日干から見た他の干との関係で決まり、判定軸は二つです。五行の関係(生む・剋す・同じ)と、陰陽の関係(同じか異なるか)。この2軸の組み合わせで10種類が決まります。

通変星は何種類ありますか?

10種類です。比肩・劫財・食神・傷官・偏財・正財・偏官・正官・偏印・印綬の十通変星があり、それぞれ才能・財運・仕事・人間関係などのテーマを象徴します。

「偏」と「正」の違いは何ですか?

日干と相手の干の陰陽の関係で分かれます。財・官・印のグループでは、陰陽が同じなら偏(偏財・偏官・偏印)、陰陽が異なれば正(正財・正官・印綬)になります。

七殺とは何ですか?

七殺(しちさつ)は偏官の別名です。日干を剋す五行のうち陰陽が同じものを指し、強い行動力・決断力やプレッシャーを象徴します。

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