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天徳貴人・月徳貴人とは?調べ方の早見表と両方ある命式・月干七殺の読み方

子平推命(四柱推命)で「生まれ月」が運んでくる守護の星が、天徳貴人(てんとくきじん)月徳貴人(げっとくきじん)です。どちらも月支(生まれ月の十二支)から決まり、命式のどこかにその干支があれば、災いを和らげ運気を底上げすると読みます。この記事では生まれ月別の早見表、調べ方、年柱・月柱・日柱・時柱のどこにあるかの違い、両方ある命式の読み、天徳合・月徳合まで解説します。後半では、同じく月柱を見る読みとして、月干が七殺(偏官)で日干が強い「生殺与奪の権を持つ命式」を扱います。

2026.09.16監修:武則天様(子平推命学会 会長)

天徳貴人・月徳貴人とは?(生まれ月で決まる守護の星)

天徳貴人と月徳貴人は、生まれ月の十二支(月支)から決まる吉の神殺です。天徳は月ごとに違う干支が、月徳は三合局ごとに同じ陽干が割り当てられ、命式にその字があると災厄を和らげ、人からの助けや徳を得ると読みます。

子平推命には、五行と通変星で読む本体とは別に、特定の干支の組み合わせに吉凶の意味を与える神殺(しんさつ)という体系があります。天乙貴人(→日貴・魁罡の記事で解説)が日干から決まるのに対し、天徳貴人と月徳貴人は月支から決まります。生まれ月は季節の気そのものなので、「その季節に生まれた人を守る星」という意味合いです。

古典『三命通会』は天徳を「天の慈しみの星、凶を化して吉となす」、月徳を「月の徳、災いを避ける」と説明します。実占では、命式が多少荒れていても、天徳・月徳があると大崩れしにくい、と読むのが一般的です。「運気が良くなる」というより、悪い流れの底が浅くなる守りの星と捉えるのが正確です。

天徳貴人の早見表|寅月=丁、卯月=申…

天徳貴人は月支ごとに1つ決まります。寅月=丁、卯月=申、辰月=壬、巳月=辛、午月=亥、未月=甲、申月=癸、酉月=寅、戌月=丙、亥月=乙、子月=巳、丑月=庚です。天干が来る月と地支が来る月が交互に並びます。

生まれ月(月支)およその時期天徳貴人命式のどこを見るか
寅月2月4日ごろ〜3月5日ごろ天干(年・月・日・時のいずれか)
卯月3月6日ごろ〜4月4日ごろ地支。8月(申月)の運も同じ字
辰月4月5日ごろ〜5月5日ごろ天干
巳月5月6日ごろ〜6月5日ごろ天干
午月6月6日ごろ〜7月6日ごろ地支。11月(亥月)の運も同じ字
未月7月7日ごろ〜8月7日ごろ天干
申月8月8日ごろ〜9月7日ごろ天干
酉月9月8日ごろ〜10月7日ごろ地支。2月(寅月)の運も同じ字
戌月10月8日ごろ〜11月6日ごろ天干
亥月11月7日ごろ〜12月6日ごろ天干
子月12月7日ごろ〜1月5日ごろ地支。5月(巳月)の運も同じ字
丑月1月6日ごろ〜2月3日ごろ天干

覚え方は、古典の口訣「正丁二申宮、三壬四辛同、五亥六甲上、七癸八寅逢、九丙十帰乙、子巳丑庚中」です。正月(寅月)から順に丁・申・壬・辛・亥・甲・癸・寅・丙・乙・巳・庚と並びます。

ポイントは、天徳が地支(申・亥・寅・巳)になる月が4つあること。卯月生まれなら命式の地支に申があるかを見ますし、命式になくても申の年・申の月(8月)が巡ると天徳の気が入ると読めます。表の右列に書いた「◯月の運も同じ字」はその意味です。

※ 月の境目は節入り(立春・啓蟄など)で決まり、年によって1日前後します。境目の生まれは万年暦か命式ツールで月支を確認してください。

月徳貴人の早見表|寅午戌月=丙…

月徳貴人は三合局ごとに決まります。寅・午・戌月生まれ=丙、亥・卯・未月生まれ=甲、申・子・辰月生まれ=壬、巳・酉・丑月生まれ=庚です。いずれも天干(陽干)で、命式の天干にあるかを見ます。

生まれ月(月支)三合局月徳貴人理由
寅・午・戌月火局火局の陽干
亥・卯・未月木局木局の陽干
申・子・辰月水局水局の陽干
巳・酉・丑月金局金局の陽干

月徳は、生まれ月が属する三合局(さんごうきょく)の陽干です。三合とは寅午戌=火、亥卯未=木、申子辰=水、巳酉丑=金という地支3つの結びつきで、その局の気を天干で代表するのが丙・甲・壬・庚。生まれ月の季節の気が、天干にも現れている状態が月徳です(三合局の詳細は十二支の沖と合)。

天徳が「月ごとにバラバラ」なのに対し、月徳は「4種類だけ」なので覚えやすく、該当する人も多くなります。月徳は必ず天干なので、地支は見ません。

調べ方|3ステップで自分の命式を照合する

①命式を出して月支を確認する、②上の2つの表で天徳・月徳の字を引く、③その字が年柱・月柱・日柱・時柱の天干(天徳が地支の場合は地支)にあるか探す。この3ステップです。

  1. 命式を出す。生年月日(分かれば出生時刻)から四柱を出し、月柱の地支を確認します。
  2. 表を引く。月支が午なら、天徳=亥(地支)、月徳=丙(天干)。
  3. 命式を探す。年・月・日・時の4つの天干に丙があれば月徳あり。4つの地支に亥があれば天徳あり。
無料で命式を出して、月支から照合する
生年月日(分かれば出生時刻)を入れるだけで、四柱の干支・通変星・五行バランスを表示します。月柱の地支を見て、上の表と照らし合わせてください。
無料で命式(命盤)を出す →

月柱の天干自身が天徳・月徳になることもあります(例:戌月生まれで月干が丙)。その場合も該当です。出生時刻が分からない場合は時柱を除く3柱で照合します。

年柱・月柱・日柱・時柱のどこにあるかで意味が変わる

日柱にあれば本人と配偶者を守り、月柱なら仕事・家庭環境を守り、年柱なら家系・目上からの助け、時柱なら晩年・子どもを守ると読みます。日干そのものが天徳・月徳になる形がもっとも強いとされます。

ある場所守る領域読み方の例
日干本人そのもの徳が本人の性質になる。人柄で救われる。もっとも強い形
日支本人・配偶者家庭に守りがある。伴侶に恵まれる
月柱仕事・親・環境職場や親の力で危機を免れる。若いころの環境が守られる
年柱家系・目上・社会先祖や上司の引き立て。社会的な信用が下支えになる
時柱晩年・子ども・部下後半生に助けが入る。子や部下に恵まれる

「天徳貴人 日柱」「月徳貴人 時柱」のように柱ごとに検索されることが多いのは、この違いがあるからです。ただし、柱の違いは「どの領域に守りが出るか」の話であって、あるなしの優劣ではありません。

天徳貴人と月徳貴人が両方ある命式

天徳と月徳の両方が命式にある形を、古典は「二徳」と呼んで特に重く見ます。災いを免れる力が強く、人徳と信用で道が開くタイプです。ただし本体の格局・喜忌神が主役である点は変わりません。

寅・午・戌月生まれの場合、天徳(丁・亥・丙)と月徳(丙)を見ますが、戌月生まれは天徳も月徳も丙で一致します。つまり戌月生まれで天干に丙があれば、一つの字で二徳がそろいます。同様に未月生まれは天徳が甲、月徳(亥卯未)も甲で一致。丑月生まれも天徳・月徳ともに庚辰月生まれは天徳・月徳ともに壬です。

生まれ月天徳月徳一致
辰月一字で二徳
未月一字で二徳
戌月一字で二徳
丑月一字で二徳

辰・未・戌・丑はいずれも土の月(季節の変わり目)です。土用の月に生まれた人は、天干一つで両方の徳を得られる。これが「天徳貴人 月徳貴人 両方」で調べる人が見落としがちなポイントです。

天徳合・月徳合とは(干合・支合の相手)

天徳合・月徳合は、天徳・月徳の字と干合(天干)または支合(地支)する相手の字です。本体の貴人より一段弱いものの、同じ方向の守りと読みます。

天徳が丁なら、丁と干合するが天徳合。天徳が申なら、申と支合するが天徳合です。月徳が丙なら月徳合は、甲なら、壬なら、庚ならになります。干合の5組は干合とはで確認できます。

月支天徳天徳合月徳月徳合

効かなくなる条件|刑冲・空亡・身弱

天徳・月徳の字が刑冲を受けている、空亡に落ちている、あるいは日干が極端に弱くて徳を受け止められない場合は、守りの力が薄れます。貴人は「使える状態」にあってはじめて働きます。

  • 刑・冲:天徳が地支(申・亥・寅・巳)の場合、その支が冲(申↔寅、亥↔巳)や刑を受けると座が崩れます。寅月生まれの天徳は丁ですが、酉月生まれの天徳・寅と、卯月生まれの天徳・申は互いに冲の関係にあるので、年運で注意が要ります。
  • 空亡(天中殺):貴人の字が空亡の支に当たると「あっても届かない」と読みます。
  • 身弱すぎる命式:徳は日干が受け止めるもの。日干が極端に弱いと、守りより先に周囲に流されます。
  • 忌神と重なる:天徳の字が命式の忌神(不要な五行)でもある場合、吉意は割り引いて読みます。

神殺は格局と喜忌神の判定の上に重ねる味付けです。天徳・月徳があるからと安心して本体の読みを省くと、判断を誤ります(本体の出し方は子平推命とは)。

天徳・月徳 × 命式全体

あなたの貴人は「届いている」か

貴人の字があっても、刑冲や空亡、日干の弱さで届かないことがあります。子平推命学会 会長・武則天様が、あなたの日干から性質・恋愛・仕事の流れを読み解きます。

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月干が七殺(偏官)で日干が強い命式|生殺与奪の権

月干が日干から見て七殺(偏官)にあたり、かつ日干が強い命式は、古典で「生殺与奪の権を握る」と読まれます。七殺は本来、日干を攻める星ですが、日干が強ければ攻撃力がそのまま権威と統率力に変わるからです。日干が弱ければ逆に圧に苦しむ形になります。

七殺とは何か

七殺(しちさつ)は通変星の偏官(へんかん)の別名です。日干を剋す五行のうち、陰陽が同じもの。甲から見た庚、丙から見た壬のように、十干を順に数えて7番目にあたるため「七殺」と呼びます。無情の剋(陰陽が同じ剋)なので、容赦のない攻撃・圧力・試練を表す一方、使いこなせば権力・統率・武勇の星になります。通変星の全体像は通変星とはで確認してください。

日干別|七殺と、七殺を生む偏財

七殺を読むとき、いっしょに見るのが偏財です。偏財は七殺を生む星(財生殺)なので、命式に偏財があると七殺の力が増します。日干別に整理すると次のとおりです。

日干七殺(偏官)偏財(殺を生む)

たとえば甲・乙の木から見れば、七殺は庚(辛)、それを生む偏財は戊(己)。丙・丁の火なら壬(癸)と庚(辛)、庚・辛の金なら丙(丁)と甲(乙)、戊・己の土なら甲(乙)と壬(癸)です。月干に七殺があり、さらに偏財が殺を生んでいれば、圧力は最大になります。

「生殺与奪の権」になる条件

条件日干が強い日干が弱い
月干が七殺権威・統率・決断。組織を動かす側に立つ圧力・上からの締めつけ。持病や事故に注意
+偏財が殺を生む財力と権力が結びつく。実業・指揮官の型金銭と権力に振り回される。殺重身軽
+印綬が殺を化す殺印相生。圧力を学びと地位に変える最良の形印が殺を和らげ、なんとか持ちこたえる
+食神が殺を制す食神制殺。才能で権力を御する制殺しすぎると権威が消える

月柱は「社会・仕事・親」の柱です。ここに七殺が座って日干がそれに負けていない命式は、社会の圧力を自分の権威に変える人。古典が「生殺与奪の権を持つ」と言うのは、他人の運命を左右する立場、つまり人事・裁定・指揮を握ることを指します。反対に日干が弱ければ、同じ配置が「常に誰かの決定に振り回される」形になります。七殺そのものに吉凶はなく、日干の強さで正反対に転ぶ。これが七殺読みの核心です。日干の強弱の見方は身強・身弱の入門解説へ。

実際の命盤で見る具体例(7例)

Zhouの無料ツールで会員が保存した命盤の中から、天徳・月徳が両方ある例、片方だけの例、月干七殺で日干が強い例・弱い例を挙げます。見るポイントは「貴人の字が刑冲を受けていないか」「日干が七殺に負けていないか」です。

例1|戌月生まれ・日干丙で天徳と月徳を一字でそろえ、月干が七殺の命盤

結論、天徳・月徳・七殺の三題がひとつの命盤にそろった、この記事の見本のような形です。

時柱日柱月柱年柱
きのえひのえみずのえつちのえ
うまうまいぬたつ

※ 会員が保存した命盤より(干支のみ・個人は特定できません)

月支は戌。戌月の天徳は丙、月徳(寅午戌=火局)も丙で、日干の丙がそのまま二徳になっています。本人の人柄が守りになる、もっとも強い形です。さらに月干は壬で、丙から見て七殺。日支午・時支午に火の根があり、時干甲(印綬)が壬の水を吸って丙を生む殺印相生の流れまであります。日干が強く、殺は月干一つで根も弱い(壬の根は水ですが水は年支辰の蔵干にわずか)。圧力を権威に変え、しかも二徳に守られる。指揮を執る立場で真価が出る命盤と読みます。

例2|午月生まれ・時支の亥が天徳、日干丙が月徳の命盤

結論、天徳(地支)と月徳(天干)を別々の柱で持つ「両方あり」の形です。

時柱日柱月柱年柱
つちのとひのえきのえかのと
とらうまとり

※ 会員が保存した命盤より(干支のみ・個人は特定できません)

月支は午。午月の天徳はで、時支に亥があります。月徳(寅午戌=火局)はで、日干がそれ。晩年・子どもの柱に天徳、本人に月徳という配置です。日支の寅と時支の亥は寅亥の支合で、天徳の座が冲ではなく合で結ばれている。守りが安定している例です。月干甲は丙から見て偏印。

例3|卯月生まれ・日支の申が天徳、時干の甲が月徳の命盤

結論、天徳が地支に来る月の典型例。卯月の天徳=申が日支にあり、配偶者の宮に守りが出ます。

時柱日柱月柱年柱
きのえつちのえつちのときのと
とらさる

※ 会員が保存した命盤より(干支のみ・個人は特定できません)

月支は卯。卯月の天徳はで日支にあり、月徳(亥卯未=木局)はで時干にあります。両方そろっていますが、日支の申と時支の寅は寅申の冲。天徳の座が時支から衝かれており、守りは「あるが揺れやすい」と読みます。木が5点で日干戊(土)は弱く、月徳の甲は同時に戊の七殺でもある。徳の字が忌神を兼ねる、読みの難しい命盤です。

例4|巳月生まれ・日干辛が天徳、月徳はなしの命盤

結論、天徳だけを日干に持つ形。月徳(庚)は命式になく、守りは天徳一本です。

時柱日柱月柱年柱
かのとかのとつちのときのえ
うしさる

※ 会員が保存した命盤より(干支のみ・個人は特定できません)

月支は巳。巳月の天徳はで、日干も時干も辛。本人が天徳そのものです。月徳(巳酉丑=金局)は庚ですが命式にありません。日支丑と月支巳は巳酉丑の半会で金の気が寄り、辛は根を得ています。天徳が日干にある「人柄で救われる」型の、月徳なしの例。時支卯と年支申に冲はなく、天徳の座は安定しています。

例5|申月生まれ・月干壬が月徳、天徳はなしの命盤

結論、月徳だけを月干に持つ形。仕事・環境の柱に守りが出ます。

時柱日柱月柱年柱
不明かのとみずのえつちのと
不明とりさる

※ 会員が保存した命盤より(干支のみ・個人は特定できません)

月支は申。月徳(申子辰=水局)はで、月干がそれ。天徳(申月=癸)は命式にありません。月柱に月徳がある形は「職場や親の力で危機を免れる」と読みます。日干辛は月支申・日支酉に根があり強い。壬は辛から見て傷官で、強い金の気を洩らす役。月徳が喜神を兼ねる、素直な例です。年支卯と日支酉は卯酉の冲ですが、月徳は天干なので直接の影響は受けません。

例6|月干丙が七殺、日干庚が強く「生殺与奪の権」を持つ命盤

結論、申月生まれの庚に丙の七殺が月干と時干に並び、日干が負けていない権威の型です。

時柱日柱月柱年柱
ひのえかのえひのえかのと
いぬさるさる

※ 会員が保存した命盤より(干支のみ・個人は特定できません)

日干は庚。月干の丙は庚から見て七殺で、時干にも丙があります。しかし月支申・日支申に庚の根があり、年干辛も比劫。金が5点で日干は十分に強い。七殺は年支巳・時支戌の火に根を持ち、殺も弱くない。強い日干に、根のある七殺が二つ。この配置が古典の言う「生殺与奪の権」で、人事や裁定を握る立場、組織を動かす側に立つ命盤です。偏財(甲)はなく殺が財に煽られていないため、権威が暴走しにくい形でもあります。

例7|月干壬が七殺だが日干丙が弱く、圧に苦しむ命盤

結論、同じ月干七殺でも日干が弱いと「殺重身軽」。権威ではなく締めつけとして出ます。

時柱日柱月柱年柱
つちのとひのえみずのえみずのえ
いぬ

※ 会員が保存した命盤より(干支のみ・個人は特定できません)

日干は丙。月干の壬は七殺で、年干にも壬。月支子・日支子・時支亥と水が6点で、殺の根が極めて強い。対する丙の根は年支戌の蔵干にわずかで、火は1点。日干が七殺に完全に押されている形です。例6と配置は同じ「月干七殺」ですが、読みは正反対。上からの圧力、決定権を持てない立場、体調面の注意と読みます。救いは時干の己(傷官)が水を制する役と、木(印綬)の運が殺を化して丙を生む時期。木の大運が転機です。

例6と例7を並べると、「月干が七殺」という同じ配置が、日干の強さひとつで権威にも圧力にも転ぶことが分かります。天徳・月徳も同じで、字があるかより「届いているか」が読みの本体です。

まとめ|貴人は「守り」、七殺は「権」

天徳貴人・月徳貴人は月支から決まる守りの星で、命式にその字があれば災いの底が浅くなります。月干の七殺は日干が強ければ権威、弱ければ圧力。どちらも格局・喜忌神の判定の上に重ねて読みます。

  • 天徳貴人は月ごとに1字(丁・申・壬・辛・亥・甲・癸・寅・丙・乙・巳・庚)。地支になる月は年運・月運でも巡ってくる。
  • 月徳貴人は三合局の陽干(寅午戌=丙、亥卯未=甲、申子辰=壬、巳酉丑=庚)。必ず天干を見る。
  • 辰・未・戌・丑月生まれは一字で二徳。日干がその字なら最強の形。
  • 刑冲・空亡・身弱で貴人は届かなくなる。
  • 月干七殺は日干が強ければ「生殺与奪の権」、弱ければ「殺重身軽」。偏財が殺を生むと圧力が増し、印綬が殺を化すと最良になる。

まずは命式を出して月支を確認し、この記事の早見表と照らし合わせてください。

よくある質問(天徳貴人・月徳貴人・七殺)

天徳貴人とは何ですか?

生まれ月の十二支(月支)から決まる吉の神殺です。寅月=丁、卯月=申、辰月=壬、巳月=辛、午月=亥、未月=甲、申月=癸、酉月=寅、戌月=丙、亥月=乙、子月=巳、丑月=庚で、命式にその字があると災いを和らげると読みます。

月徳貴人とは何ですか?

生まれ月が属する三合局の陽干です。寅・午・戌月=丙、亥・卯・未月=甲、申・子・辰月=壬、巳・酉・丑月=庚で、命式の天干にあるかを見ます。

天徳貴人の調べ方は?

命式を出して月柱の地支を確認し、早見表で天徳の字を引き、その字が年・月・日・時の天干(申・亥・寅・巳の場合は地支)にあるかを探します。無料の命式計算ツールで月支まで確認できます。

天徳貴人と月徳貴人が両方あるとどうなりますか?

「二徳」と呼び、守りの力が強いと読みます。辰・未・戌・丑月生まれは天徳と月徳の字が同じなので、天干一つで両方そろいます。

天徳貴人が日柱にある場合と時柱にある場合の違いは?

日柱なら本人と配偶者、時柱なら晩年と子ども・部下を守ると読みます。月柱なら仕事・親・環境、年柱なら家系・目上からの助けです。

天徳合・月徳合とは何ですか?

天徳・月徳の字と干合または支合する相手の字です。天徳が丁なら天徳合は壬、月徳が丙なら月徳合は辛。本体の貴人より一段弱い同方向の守りと読みます。

天徳貴人があっても効かないことはありますか?

あります。貴人の字が刑冲を受けている、空亡に落ちている、日干が極端に弱い、貴人の字が忌神を兼ねている場合は守りが薄れます。

七殺(偏官)とは何ですか?

日干を剋す五行のうち陰陽が同じ星で、通変星の偏官の別名です。甲から見た庚、丙から見た壬のように十干の7番目にあたります。圧力・試練の星ですが、日干が強ければ権威・統率の星になります。

月干が七殺だとどうなりますか?

日干が強ければ「生殺与奪の権を持つ」と読み、人事・裁定・指揮を握る立場に向きます。日干が弱ければ上からの圧力に苦しむ「殺重身軽」の形になります。偏財が殺を生むと圧力が増し、印綬が殺を化すと最良の形になります。

甲や乙の日干から見た七殺と偏財は何ですか?

甲の七殺は庚、偏財は戊。乙の七殺は辛、偏財は己です。丙・丁は壬・癸(七殺)と庚・辛(偏財)、庚・辛は丙・丁と甲・乙、戊・己は甲・乙と壬・癸、壬・癸は戊・己と丙・丁になります。

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