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紫微斗数 12宮の意味一覧
命宮から父母宮まで見方を解説

紫微斗数の12宮は、命宮・兄弟宮・夫妻宮・子女宮・財帛宮・疾厄宮・遷移宮・交友宮・官禄宮・田宅宮・福徳宮・父母宮の12の枠で、人生を分野ごとに読むための仕組みです。この記事では、12宮の意味を一覧表にまとめたうえで、宮ごとに「表す分野」と「主星が入ったときの読み方」を解説し、宮どうしを合わせて読む三方四正、身宮が重なる宮の意味、星がない空宮の読み方まで扱います。

2026.09.25(2026.09.30 更新)監修:武則天様(子平推命学会 会長)

結論:紫微斗数の12宮は人生を12の分野に分けた枠

紫微斗数の12宮とは、命宮・兄弟宮・夫妻宮・子女宮・財帛宮・疾厄宮・遷移宮・交友宮・官禄宮・田宅宮・福徳宮・父母宮の12の枠で、人生をそれぞれの分野に分けて読むための仕組みです。命宮の位置が決まると、そこから反時計回りに残り11宮が自動的に並びます。

12宮の枠組みは、紫微斗数の基本文献である明代刊行の『紫微斗数全書』の時点で現在とほぼ同じ形で定まっており、宮の名称と順番は流派を問わず共通です。

12宮の名前と順番は固定ですが、どの宮がどの十二支の位置に来るかは人によって違います。だから「夫妻宮に貪狼がある人」と「夫妻宮に天府がある人」で恋愛の景色が変わるわけです。宮は「分野」、星は「その分野の性質」、と分けて覚えると命盤が読みやすくなります。

自分の命盤がまだ手元にない方は、先に紫微斗数の命盤 無料作成ツールで出しておくと、この記事の各宮の説明を自分の星で照らし合わせながら読めます。

紫微斗数 12宮の意味一覧表

12宮は命宮から順に、自分・兄弟・配偶者・子ども・お金・健康・外出・友人・仕事・住まい・精神・親、の12分野を表します。

宮読み表す分野
命宮めいきゅう本質・性格・生き方の軸
兄弟宮けいていきゅう兄弟姉妹・親しい仲間・横のつながり
夫妻宮ふさいきゅう恋愛・配偶者・結婚観
子女宮しじょきゅう子ども・部下・創造物
財帛宮ざいはくきゅう金運・稼ぎ方・金銭感覚
疾厄宮しつやくきゅう健康・体質・弱点
遷移宮せんいきゅう外出・移動・対外的な顔
交友宮こうゆうきゅう友人・部下・同僚(旧称:奴僕宮)
官禄宮かんろくきゅう仕事・適職・社会的地位
田宅宮でんたくきゅう住まい・不動産・家庭環境
福徳宮ふくとくきゅう精神・価値観・楽しみ方
父母宮ふぼきゅう親・目上・庇護

順番は「命宮から反時計回り」で固定です。命宮の隣が兄弟宮、その隣が夫妻宮と続き、最後の父母宮は命宮のもう一方の隣に戻ってきます。この並びには「自分に近い順」という意味があり、命宮の両隣にある兄弟宮と父母宮は、自分を最も近くで支える存在とされます。

各宮の意味と読み方

各宮は「その分野の景色」を表し、宮に入る主星で景色の色が決まります。ここでは12宮それぞれについて、表す分野と、主星が入ったときの読み方の基本を解説します。

命宮(めいきゅう):本質・性格・生き方の軸

命盤の中心。生まれ持った性格、才能の方向、人生をどう歩むかの基本姿勢を表します。ほかの11宮はすべて命宮から数えて位置が決まるため、命盤を読むときは必ず命宮から始めます。

命宮に入る主星がその人の「第一印象と芯」です。紫微なら統率と品格、天機なら知恵と機転、七殺なら独立心と行動力、というように主星の性質がそのまま人物像になります。主星がない空宮の場合は対宮の遷移宮の星を借りて読み、環境や相手に合わせて自分を変えられる柔軟さがある、と読みます。

兄弟宮(けいていきゅう):兄弟姉妹・親しい仲間・横のつながり

兄弟姉妹との縁だけでなく、同僚や親友など「対等な関係」の質を表します。現代では兄弟の数より、横のつながりからどれだけ助けを得られるかを読む宮です。

吉星が多ければ仲間に恵まれ、共同で事を成す力があります。煞星や化忌があると兄弟や仲間との摩擦、共同事業のこじれに注意が要る、と読みます。

夫妻宮(ふさいきゅう):恋愛・配偶者・結婚観

どんな相手と縁があるか、結婚生活がどんな形になりやすいか、恋愛でどこに惹かれるかを表します。命盤の中で最も検索される宮で、「夫妻宮に○○星がある」という調べ方をされる宮です。

夫妻宮の主星は「相手のタイプ」と「自分の結婚観」の両方を表します。天府や天相なら安定した相手と穏やかな家庭、貪狼や廉貞なら華やかで刺激的な恋愛、七殺や破軍なら自立した相手で関係に波が出やすい、天機なら頭のよい相手で関係が変化しやすい、紫微なら格の高い相手を求める、と読みます。詳しい星ごとの傾向は14主星の記事にまとめています。

子女宮(しじょきゅう):子ども・部下・創造物

子どもとの縁と関係のほか、自分が生み出すもの全般、つまり作品・企画・育てる部下との関係も表します。子どもがいない人でも「何かを育てる力」として読める宮です。

吉星が入ると育てることに喜びがあり、後進に恵まれます。煞星が集まると子どもや部下との関係に気を配る必要がある、または生み出したものを手放す経験をしやすい、と読みます。

財帛宮(ざいはくきゅう):金運・稼ぎ方・金銭感覚

お金がどう入り、どう出ていくか。財帛宮は「お金の器」というより「お金との付き合い方」を表します。稼ぎ方の得意分野と、浪費しやすい方向の両方がわかります。

武曲や天府があれば蓄財に強く、貪狼や破軍があれば大きく稼いで大きく使う傾向、太陰があればコツコツ貯まる、と読みます。化禄が入ると収入の縁が増え、化忌が入るとお金で悩みやすいテーマを持ちます。財帛宮と官禄宮・田宅宮はひとつの三角(三方)を作るので、金運は三つを合わせて読みます。

疾厄宮(しつやくきゅう):健康・体質・弱点

体質的にどこが弱いか、どんな不調が出やすいかを表します。病気の予告ではなく「気をつける場所を知る」ための宮です。

主星の五行で注意する部位を推測します。太陽や廉貞は火で心臓・目・血圧、太陰や天同は水で腎臓・冷え、天機や天梁は木で肝臓・神経、武曲や七殺は金で呼吸器・骨、天府や天相は土で消化器、と対応させます。不調が続くときは占いではなく医療機関で確かめてください。

遷移宮(せんいきゅう):外出・移動・対外的な顔

家の外に出たときの運と評価を表します。旅行や転居、海外との縁、初対面での印象、外で受ける援助などが読める宮です。命宮の対宮でもあるため、命宮が空宮のときはここを借りて読みます。

遷移宮に吉星が多ければ外に出るほど運が開き、地元より遠くで活躍します。煞星が多ければ移動や出先でのトラブルに注意が要る、と読みます。転職や引っ越しを考えるとき、命宮と遷移宮のどちらが強いかで「動く方がよいか、留まる方がよいか」の目安になります。

交友宮(こうゆうきゅう):友人・部下・同僚(旧称:奴僕宮)

古くは奴僕宮と呼ばれ、使用人との関係を表しましたが、現代では友人・部下・取引先など「自分より下か対等な立場の他人」との関係全般を読みます。

吉星があれば人に恵まれ、部下や仲間が自分を押し上げてくれます。煞星や化忌があれば人に足を引っ張られやすく、人選と距離感が課題になります。

官禄宮(かんろくきゅう):仕事・適職・社会的地位

どんな働き方が向くか、どの分野で評価されるか、出世や地位の運を表します。官禄宮の主星で適職の方向が見えます。

紫微・天府・天相は組織の中で地位を得る、武曲・七殺は現場と決断の仕事、天機・巨門は企画や言葉の仕事、太陽・天梁は人を導く仕事、貪狼・廉貞は営業や芸能などの華やかな仕事、と読みます。官禄宮に化忌があると仕事で悩む場面が多いものの、「その分野に向き合う10年」を大限で読むと転機がわかります。身宮が官禄宮に重なる人は、人生の後半で仕事が生き方の軸になります。

田宅宮(でんたくきゅう):住まい・不動産・家庭環境

住環境と不動産の縁、家庭の雰囲気、蓄えた資産の器を表します。財帛宮が「流れるお金」なら、田宅宮は「貯まった資産」です。

天府・武曲・太陰・禄存があれば不動産の縁と蓄えに恵まれ、破軍や地空地劫があれば住まいの変化が多く資産を残しにくい、と読みます。実家との縁や引き継ぐものもこの宮で見ます。

福徳宮(ふくとくきゅう):精神・価値観・楽しみ方

何に幸せを感じるか、心の安定度、趣味や楽しみの方向を表します。財帛宮の対宮でもあり、お金の使い方の根っこにある価値観が見える宮です。

天同や天梁があれば穏やかで満ち足りやすく、七殺や破軍があれば刺激を求めて休めない傾向、化忌があれば心配性で考えすぎる面があります。福徳宮は「晩年の心の状態」を読む宮でもあります。

父母宮(ふぼきゅう):親・目上・庇護

両親との縁と関係、目上からの引き立て、受け継ぐものを表します。上司や師匠との関係もここで読みます。

太陽は父、太陰は母を象徴する星なので、父母宮と合わせてこの2星の状態も見ます。吉星が多ければ目上の助けで道が開き、煞星が多ければ親との距離や早い自立がテーマになります。

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三方四正:宮は単独で読まない

紫微斗数では、ひとつの宮を読むとき、その宮と向かい合う宮(対宮)、そして三角形を作る2つの宮(三合宮)を合わせた4つの宮を一緒に見ます。これを三方四正(さんぽうしせい)と呼びます。

巳田宅宮午官禄宮未交友宮申遷移宮辰福徳宮酉疾厄宮卯父母宮戌財帛宮寅命宮丑兄弟宮子夫妻宮亥子女宮三方四正命宮の場合
命宮の三方四正(命宮が寅の場合の例)。向かい側の遷移宮が対宮、官禄宮と財帛宮が三合の宮です。命宮を読むときは、この4つの宮の星をあわせて見ます。

たとえば命宮を読むときは、対宮の遷移宮、三合の官禄宮と財帛宮を合わせて見ます。命宮が空宮でも遷移宮に強い星があれば「外で力を発揮する人」と読めますし、命宮に吉星があっても官禄宮と財帛宮に煞星が集まれば「本人はよいが仕事とお金に波がある」と読みます。

見たい宮対宮三合宮合わせて読めること
命宮遷移宮官禄宮・財帛宮本人+仕事+お金=人生の骨格
夫妻宮官禄宮遷移宮・福徳宮結婚と仕事の両立、心の満足
財帛宮福徳宮命宮・官禄宮稼ぎ方と使い方の価値観
官禄宮夫妻宮命宮・財帛宮仕事と家庭、収入の関係
田宅宮子女宮兄弟宮・疾厄宮家と家族、身体の土台

夫妻宮と官禄宮が対宮どうしなのは、「結婚と仕事は互いに影響し合う」という古典の見方が反映されています。夫妻宮だけを見て結婚運を判断せず、官禄宮の星も必ず合わせて読んでください。

身宮が重なる宮の意味

身宮(しんきゅう)は命宮と別に決まる「後天的に重みを増す宮」で、必ず命宮・夫妻宮・財帛宮・遷移宮・官禄宮・福徳宮のどれかに重なります。重なった宮の分野が、年齢とともに人生の軸になっていきます。身宮の出し方と身旺・身弱の判定は身宮の記事で詳しく解説しています。

身宮の位置読み方
命宮と同宮生まれ持った性質がそのまま人生の軸。ぶれにくい
夫妻宮伴侶や恋愛が人生の中心になる。結婚で運が変わる
財帛宮お金を稼ぐこと・扱うことが生き方の軸になる
遷移宮外に出て動くほど運が開く。移動と出会いが軸
官禄宮仕事が生き方そのものになる。キャリアで自分を作る
福徳宮精神的な充足を最優先する。趣味や信仰が軸

身宮は生まれ月と生まれ時刻の組み合わせで決まるため、同じ生まれ月でも時刻が違えば重なる宮が変わります。「身宮 官禄宮」と検索される方が多いのは、仕事が人生の軸になる人が自分の傾向を確かめたいからでしょう。官禄宮に身宮がある人は、仕事を「生活の手段」にすると満たされず、「自分を表現する場」にすると力が出ます。

空宮(星がない宮)の読み方

空宮とは主星が入っていない宮のことで、12宮のうち必ずいくつか生じます。「その分野が無い」「不幸」という意味ではなく、対宮の主星を借りて読みます。

14主星を12宮に置くと、2星が同じ宮に入ることがあるため、星が入らない宮が2〜4つできます。命宮が空宮の人は「自分がない」と不安になりがちですが、実際には遷移宮の星を借りて読み、環境や相手によって自分を変えられる適応力の持ち主、と解釈します。夫妻宮が空宮なら官禄宮を借り、仕事の状況が結婚に影響しやすい、と読みます。

空宮でも六吉星や六煞星、四化が入っていれば、それらは無視しません。主星が無い分、補助星の性質が目立ちやすいのが空宮の特徴です。

よくある質問

Q. 12宮のうち、いちばん重要なのはどれですか?

命宮です。すべての宮の位置が命宮から決まり、性格と人生の基本姿勢を表すからです。次に見るのは知りたい分野の宮(恋愛なら夫妻宮、仕事なら官禄宮)と、その三方四正です。

Q. 交友宮と奴僕宮は同じですか?

同じ宮です。古典では奴僕宮(ぬぼくきゅう)と呼ばれ、使用人との関係を表しましたが、現代の書籍やツールでは交友宮と呼ぶのが一般的です。当館のツールも交友宮の表記を使っています。

Q. 夫妻宮に煞星があると結婚できませんか?

そうではありません。煞星は「摩擦や波がある」という意味で、結婚の有無を決めるものではありません。相手選びや関係の作り方に工夫が要る、あるいは晩婚のほうが安定する、と読みます。官禄宮と福徳宮も合わせて読むと、結婚生活を支える要素が見えてきます。

Q. 宮の意味は流派で違いますか?

12宮の名称と順番は流派を問わず共通です。違いが出るのは、星の配置法(閏月や四化の扱い)と解釈の重み付けで、宮の定義そのものはほぼ一致しています。

※ 命盤は性格や運の傾向を読むための参考情報です。健康や仕事、人間関係の不調が続く場合は、医療機関や専門の相談窓口にご相談ください。人生の決断はご自身の判断で行ってください。
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