紫微斗数 12宮の意味一覧
命宮から父母宮まで見方を解説
紫微斗数の12宮は、命宮・兄弟宮・夫妻宮・子女宮・財帛宮・疾厄宮・遷移宮・交友宮・官禄宮・田宅宮・福徳宮・父母宮の12の枠で、人生を分野ごとに読むための仕組みです。この記事では、12宮の意味を一覧表にまとめたうえで、宮ごとに「表す分野」と「主星が入ったときの読み方」を解説し、宮どうしを合わせて読む三方四正、身宮が重なる宮の意味、星がない空宮の読み方まで扱います。
結論:紫微斗数の12宮は人生を12の分野に分けた枠
紫微斗数の12宮とは、命宮・兄弟宮・夫妻宮・子女宮・財帛宮・疾厄宮・遷移宮・交友宮・官禄宮・田宅宮・福徳宮・父母宮の12の枠で、人生をそれぞれの分野に分けて読むための仕組みです。命宮の位置が決まると、そこから反時計回りに残り11宮が自動的に並びます。
12宮の枠組みは、紫微斗数の基本文献である明代刊行の『紫微斗数全書』の時点で現在とほぼ同じ形で定まっており、宮の名称と順番は流派を問わず共通です。
12宮の名前と順番は固定ですが、どの宮がどの十二支の位置に来るかは人によって違います。だから「夫妻宮に貪狼がある人」と「夫妻宮に天府がある人」で恋愛の景色が変わるわけです。宮は「分野」、星は「その分野の性質」、と分けて覚えると命盤が読みやすくなります。
自分の命盤がまだ手元にない方は、先に紫微斗数の命盤 無料作成ツールで出しておくと、この記事の各宮の説明を自分の星で照らし合わせながら読めます。
紫微斗数 12宮の意味一覧表
12宮は命宮から順に、自分・兄弟・配偶者・子ども・お金・健康・外出・友人・仕事・住まい・精神・親、の12分野を表します。
| 宮 | 読み | 表す分野 |
|---|---|---|
| 命宮 | めいきゅう | 本質・性格・生き方の軸 |
| 兄弟宮 | けいていきゅう | 兄弟姉妹・親しい仲間・横のつながり |
| 夫妻宮 | ふさいきゅう | 恋愛・配偶者・結婚観 |
| 子女宮 | しじょきゅう | 子ども・部下・創造物 |
| 財帛宮 | ざいはくきゅう | 金運・稼ぎ方・金銭感覚 |
| 疾厄宮 | しつやくきゅう | 健康・体質・弱点 |
| 遷移宮 | せんいきゅう | 外出・移動・対外的な顔 |
| 交友宮 | こうゆうきゅう | 友人・部下・同僚(旧称:奴僕宮) |
| 官禄宮 | かんろくきゅう | 仕事・適職・社会的地位 |
| 田宅宮 | でんたくきゅう | 住まい・不動産・家庭環境 |
| 福徳宮 | ふくとくきゅう | 精神・価値観・楽しみ方 |
| 父母宮 | ふぼきゅう | 親・目上・庇護 |
順番は「命宮から反時計回り」で固定です。命宮の隣が兄弟宮、その隣が夫妻宮と続き、最後の父母宮は命宮のもう一方の隣に戻ってきます。この並びには「自分に近い順」という意味があり、命宮の両隣にある兄弟宮と父母宮は、自分を最も近くで支える存在とされます。
各宮の意味と読み方
各宮は「その分野の景色」を表し、宮に入る主星で景色の色が決まります。ここでは12宮それぞれについて、表す分野と、主星が入ったときの読み方の基本を解説します。
命宮(めいきゅう):本質・性格・生き方の軸
命盤の中心。生まれ持った性格、才能の方向、人生をどう歩むかの基本姿勢を表します。ほかの11宮はすべて命宮から数えて位置が決まるため、命盤を読むときは必ず命宮から始めます。
命宮に入る主星がその人の「第一印象と芯」です。紫微なら統率と品格、天機なら知恵と機転、七殺なら独立心と行動力、というように主星の性質がそのまま人物像になります。主星がない空宮の場合は対宮の遷移宮の星を借りて読み、環境や相手に合わせて自分を変えられる柔軟さがある、と読みます。
兄弟宮(けいていきゅう):兄弟姉妹・親しい仲間・横のつながり
兄弟姉妹との縁だけでなく、同僚や親友など「対等な関係」の質を表します。現代では兄弟の数より、横のつながりからどれだけ助けを得られるかを読む宮です。
吉星が多ければ仲間に恵まれ、共同で事を成す力があります。煞星や化忌があると兄弟や仲間との摩擦、共同事業のこじれに注意が要る、と読みます。
夫妻宮(ふさいきゅう):恋愛・配偶者・結婚観
どんな相手と縁があるか、結婚生活がどんな形になりやすいか、恋愛でどこに惹かれるかを表します。命盤の中で最も検索される宮で、「夫妻宮に○○星がある」という調べ方をされる宮です。
夫妻宮の主星は「相手のタイプ」と「自分の結婚観」の両方を表します。天府や天相なら安定した相手と穏やかな家庭、貪狼や廉貞なら華やかで刺激的な恋愛、七殺や破軍なら自立した相手で関係に波が出やすい、天機なら頭のよい相手で関係が変化しやすい、紫微なら格の高い相手を求める、と読みます。詳しい星ごとの傾向は14主星の記事にまとめています。
子女宮(しじょきゅう):子ども・部下・創造物
子どもとの縁と関係のほか、自分が生み出すもの全般、つまり作品・企画・育てる部下との関係も表します。子どもがいない人でも「何かを育てる力」として読める宮です。
吉星が入ると育てることに喜びがあり、後進に恵まれます。煞星が集まると子どもや部下との関係に気を配る必要がある、または生み出したものを手放す経験をしやすい、と読みます。
財帛宮(ざいはくきゅう):金運・稼ぎ方・金銭感覚
お金がどう入り、どう出ていくか。財帛宮は「お金の器」というより「お金との付き合い方」を表します。稼ぎ方の得意分野と、浪費しやすい方向の両方がわかります。
武曲や天府があれば蓄財に強く、貪狼や破軍があれば大きく稼いで大きく使う傾向、太陰があればコツコツ貯まる、と読みます。化禄が入ると収入の縁が増え、化忌が入るとお金で悩みやすいテーマを持ちます。財帛宮と官禄宮・田宅宮はひとつの三角(三方)を作るので、金運は三つを合わせて読みます。
疾厄宮(しつやくきゅう):健康・体質・弱点
体質的にどこが弱いか、どんな不調が出やすいかを表します。病気の予告ではなく「気をつける場所を知る」ための宮です。
主星の五行で注意する部位を推測します。太陽や廉貞は火で心臓・目・血圧、太陰や天同は水で腎臓・冷え、天機や天梁は木で肝臓・神経、武曲や七殺は金で呼吸器・骨、天府や天相は土で消化器、と対応させます。不調が続くときは占いではなく医療機関で確かめてください。
遷移宮(せんいきゅう):外出・移動・対外的な顔
家の外に出たときの運と評価を表します。旅行や転居、海外との縁、初対面での印象、外で受ける援助などが読める宮です。命宮の対宮でもあるため、命宮が空宮のときはここを借りて読みます。
遷移宮に吉星が多ければ外に出るほど運が開き、地元より遠くで活躍します。煞星が多ければ移動や出先でのトラブルに注意が要る、と読みます。転職や引っ越しを考えるとき、命宮と遷移宮のどちらが強いかで「動く方がよいか、留まる方がよいか」の目安になります。
交友宮(こうゆうきゅう):友人・部下・同僚(旧称:奴僕宮)
古くは奴僕宮と呼ばれ、使用人との関係を表しましたが、現代では友人・部下・取引先など「自分より下か対等な立場の他人」との関係全般を読みます。
吉星があれば人に恵まれ、部下や仲間が自分を押し上げてくれます。煞星や化忌があれば人に足を引っ張られやすく、人選と距離感が課題になります。
官禄宮(かんろくきゅう):仕事・適職・社会的地位
どんな働き方が向くか、どの分野で評価されるか、出世や地位の運を表します。官禄宮の主星で適職の方向が見えます。
紫微・天府・天相は組織の中で地位を得る、武曲・七殺は現場と決断の仕事、天機・巨門は企画や言葉の仕事、太陽・天梁は人を導く仕事、貪狼・廉貞は営業や芸能などの華やかな仕事、と読みます。官禄宮に化忌があると仕事で悩む場面が多いものの、「その分野に向き合う10年」を大限で読むと転機がわかります。身宮が官禄宮に重なる人は、人生の後半で仕事が生き方の軸になります。
田宅宮(でんたくきゅう):住まい・不動産・家庭環境
住環境と不動産の縁、家庭の雰囲気、蓄えた資産の器を表します。財帛宮が「流れるお金」なら、田宅宮は「貯まった資産」です。
天府・武曲・太陰・禄存があれば不動産の縁と蓄えに恵まれ、破軍や地空地劫があれば住まいの変化が多く資産を残しにくい、と読みます。実家との縁や引き継ぐものもこの宮で見ます。
福徳宮(ふくとくきゅう):精神・価値観・楽しみ方
何に幸せを感じるか、心の安定度、趣味や楽しみの方向を表します。財帛宮の対宮でもあり、お金の使い方の根っこにある価値観が見える宮です。
天同や天梁があれば穏やかで満ち足りやすく、七殺や破軍があれば刺激を求めて休めない傾向、化忌があれば心配性で考えすぎる面があります。福徳宮は「晩年の心の状態」を読む宮でもあります。
父母宮(ふぼきゅう):親・目上・庇護
両親との縁と関係、目上からの引き立て、受け継ぐものを表します。上司や師匠との関係もここで読みます。
太陽は父、太陰は母を象徴する星なので、父母宮と合わせてこの2星の状態も見ます。吉星が多ければ目上の助けで道が開き、煞星が多ければ親との距離や早い自立がテーマになります。
三方四正:宮は単独で読まない
紫微斗数では、ひとつの宮を読むとき、その宮と向かい合う宮(対宮)、そして三角形を作る2つの宮(三合宮)を合わせた4つの宮を一緒に見ます。これを三方四正(さんぽうしせい)と呼びます。
たとえば命宮を読むときは、対宮の遷移宮、三合の官禄宮と財帛宮を合わせて見ます。命宮が空宮でも遷移宮に強い星があれば「外で力を発揮する人」と読めますし、命宮に吉星があっても官禄宮と財帛宮に煞星が集まれば「本人はよいが仕事とお金に波がある」と読みます。
| 見たい宮 | 対宮 | 三合宮 | 合わせて読めること |
|---|---|---|---|
| 命宮 | 遷移宮 | 官禄宮・財帛宮 | 本人+仕事+お金=人生の骨格 |
| 夫妻宮 | 官禄宮 | 遷移宮・福徳宮 | 結婚と仕事の両立、心の満足 |
| 財帛宮 | 福徳宮 | 命宮・官禄宮 | 稼ぎ方と使い方の価値観 |
| 官禄宮 | 夫妻宮 | 命宮・財帛宮 | 仕事と家庭、収入の関係 |
| 田宅宮 | 子女宮 | 兄弟宮・疾厄宮 | 家と家族、身体の土台 |
夫妻宮と官禄宮が対宮どうしなのは、「結婚と仕事は互いに影響し合う」という古典の見方が反映されています。夫妻宮だけを見て結婚運を判断せず、官禄宮の星も必ず合わせて読んでください。
身宮が重なる宮の意味
身宮(しんきゅう)は命宮と別に決まる「後天的に重みを増す宮」で、必ず命宮・夫妻宮・財帛宮・遷移宮・官禄宮・福徳宮のどれかに重なります。重なった宮の分野が、年齢とともに人生の軸になっていきます。身宮の出し方と身旺・身弱の判定は身宮の記事で詳しく解説しています。
| 身宮の位置 | 読み方 |
|---|---|
| 命宮と同宮 | 生まれ持った性質がそのまま人生の軸。ぶれにくい |
| 夫妻宮 | 伴侶や恋愛が人生の中心になる。結婚で運が変わる |
| 財帛宮 | お金を稼ぐこと・扱うことが生き方の軸になる |
| 遷移宮 | 外に出て動くほど運が開く。移動と出会いが軸 |
| 官禄宮 | 仕事が生き方そのものになる。キャリアで自分を作る |
| 福徳宮 | 精神的な充足を最優先する。趣味や信仰が軸 |
身宮は生まれ月と生まれ時刻の組み合わせで決まるため、同じ生まれ月でも時刻が違えば重なる宮が変わります。「身宮 官禄宮」と検索される方が多いのは、仕事が人生の軸になる人が自分の傾向を確かめたいからでしょう。官禄宮に身宮がある人は、仕事を「生活の手段」にすると満たされず、「自分を表現する場」にすると力が出ます。
空宮(星がない宮)の読み方
空宮とは主星が入っていない宮のことで、12宮のうち必ずいくつか生じます。「その分野が無い」「不幸」という意味ではなく、対宮の主星を借りて読みます。
14主星を12宮に置くと、2星が同じ宮に入ることがあるため、星が入らない宮が2〜4つできます。命宮が空宮の人は「自分がない」と不安になりがちですが、実際には遷移宮の星を借りて読み、環境や相手によって自分を変えられる適応力の持ち主、と解釈します。夫妻宮が空宮なら官禄宮を借り、仕事の状況が結婚に影響しやすい、と読みます。
空宮でも六吉星や六煞星、四化が入っていれば、それらは無視しません。主星が無い分、補助星の性質が目立ちやすいのが空宮の特徴です。
よくある質問
Q. 12宮のうち、いちばん重要なのはどれですか?
命宮です。すべての宮の位置が命宮から決まり、性格と人生の基本姿勢を表すからです。次に見るのは知りたい分野の宮(恋愛なら夫妻宮、仕事なら官禄宮)と、その三方四正です。
Q. 交友宮と奴僕宮は同じですか?
同じ宮です。古典では奴僕宮(ぬぼくきゅう)と呼ばれ、使用人との関係を表しましたが、現代の書籍やツールでは交友宮と呼ぶのが一般的です。当館のツールも交友宮の表記を使っています。
Q. 夫妻宮に煞星があると結婚できませんか?
そうではありません。煞星は「摩擦や波がある」という意味で、結婚の有無を決めるものではありません。相手選びや関係の作り方に工夫が要る、あるいは晩婚のほうが安定する、と読みます。官禄宮と福徳宮も合わせて読むと、結婚生活を支える要素が見えてきます。
Q. 宮の意味は流派で違いますか?
12宮の名称と順番は流派を問わず共通です。違いが出るのは、星の配置法(閏月や四化の扱い)と解釈の重み付けで、宮の定義そのものはほぼ一致しています。
※ 命盤は性格や運の傾向を読むための参考情報です。健康や仕事、人間関係の不調が続く場合は、医療機関や専門の相談窓口にご相談ください。人生の決断はご自身の判断で行ってください。
命盤の先の「動く年月」まで読むなら「武則天様」へ
占いの館 Zhou の武則天様は、子平推命学会会長。紫微斗数で描いた設計図に、子平推命の時刻表を重ね、才能・金運・そして「動くべき年月」までを読み切ります。出生時刻が不明な方のご相談も承ります。
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